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INTERVIEW

Tlic合同会社 / 原田 雅人

"足首"から始めるボディメイク

KEIEISYA PRIME

経歴

高校時代から格闘技に打ち込み、23歳でプロキックボクサーとしてデビューし日本ランカーに。28歳で引退後、整体とトレーニングを融合した指導で海外セミナーにも登壇。2019年に代官山でジムを開業し、コロナ禍を乗り越えて2023年に現店舗へ移転。Tlic合同会社(屋号enbody)代表として、足首を基点に美脚・美尻のボディメイクを行う。大手スポーツクラブで長年売上1位を継続し、CanCamモデルや芸能タレントのボディメイクも担当。

Q

御社の事業内容を教えてください。

パーソナルトレーニングジムの運営、サプリメントの販売、そして健康コンサルティングを行っています。

ジムでは整体×トレーニングのハイブリッドで体づくりを支援します。整体で体の歪みや不調を「マイナスから0」に戻し、トレーニングで「0を1、2、3へ」と引き上げる設計です。特に足首を基点に全身を整えるメソッドを取り入れ、姿勢・歪みの改善やパフォーマンス向上につなげています。

サプリメントは、プロテインやアンチエイジング領域を中心に複数の代理店契約からお客様に合うものを選定・販売します。

健康コンサルティングでは、食事・生活習慣・運動計画の設計を通じて目標達成をサポートします。僕たちは「痩せさせる指導が当たり前」の前提で、気配りやコミュニケーションを重視し、お客様のニーズを深く引き出しながら継続できる仕組みづくりまで寄り添うことを事業の本質としています。

Q

御社を設立されたきっかけや理由を教えてください。

ジムを始める前は専門学校で整体を学び、スポーツクラブ「ルネサンス」でアルバイト兼業務委託としてトレーナーを続け、18歳から始めていたキックボクシングも28歳で引退しました。

僕はもともと独立志向が強く、人に命令される環境が性に合いませんでした。働いていた時、「お客さんのためにこうしたい」と考えても大きな会社の規制で実行できないことが多くあり、目の前の人に本当に必要なサービスを自分の裁量で提供したいという思いが強くなりました。

そんな時、異業種交流会で知り合った不動産会社の社長が背中を押してくれたんです。当時の収入や想定する家賃などを書き出し事業計画書を一緒に作ってくれました。その5ヶ月後に起業し、2019年に代官山でジムをオープンすることができました。

Q

過去どのような壁に直面して、どのように乗り越えましたか?

僕が直面したのは技術面の壁です。整体とトレーニングを組み合わせても体の改善がうまくいかない方も中にはいらっしゃいます。「どうして改善しないんだろう」「この歪みはなぜ取れないんだろう」と考え続けていた時に、たまたま理学療法士の先生と出会ったんです。その先生は足首に着目して研究し、インソールの開発も行っている方でした。先生と仲良くさせてもらいながら、自分でも足首についての重要性を学びました。

人間の土台である”足首”から整える発想を整体やトレーニングに取り入れると、改善が止まっていたお客様の体の歪みを解消することができたんです。スポーツパフォーマンスの向上や「脚が引き締まった」という声もいただくようになったので、その後は足首を基点に全身を整える「アンクルメソッド」が、僕の指導の核になっています。

Q

経営において大切にされていることを教えてください。

僕は筋トレの指導によって痩せたり、筋肉をつけられることは当たり前だと考え、その上で大切にしているのは「期待以上の体験」を届けることです。

例えば宿泊先のホテルで、手紙と一輪の花が部屋に添えられていると感動しますよね。それと同じように僕らも小さな気遣いを積み重ねます。お客様の一挙手一投足を見逃さず、不安を想像して先回りで提案します。会話も雑談で終わらせません。

もしお客様が「サプリを飲んでいる」と言ったなら共感するだけでなく、目的や予算、飲みやすさなどを確認し、他に適したサプリメントがないか候補をお伝えするようにしています。

お客様はジムではなく“人”につくと捉えていますので、言葉選びや次回までのフォローを具体的に共有し、技術とコミュニケーションの両輪で「続けられる理由」を増やすことを大切にしています。

企業名
Tlic合同会社
代表者
原田 雅人
所在地
東京都渋谷区東3-24-3 福田ビル302号
設立
2017年6月
事業内容
  • ・パーソナルトレーニングジム『enbody』
  • ・健康商品販売
  • ・健康コンサルティング
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