経歴
中央大学理工学部数学科を卒業後、自動車業界の人事や大手企業での勤務を経て、2011年に27歳で介護・福祉会社を設立。代表取締役兼コンサルタントとして直営22店舗まで事業を拡大し、経営と現場の双方を担う。2021年より一般社団法人全国介護事業者連盟の監査を務め、業界の健全化に寄与。2024年に介護・福祉会社を部下に継承し、同年にHooh株式会社を設立。現在は介護・福祉・保育分野に特化した経営支援を行う。
Q
御社の事業内容について教えてください。
弊社は、介護・障害福祉・保育業界に特化したコンサルティング事業を軸に展開しています。法人設立から銀行融資、国の許認可申請までを一貫して支援し、立ち上げフェーズでは面接のレクチャーや図面作成、店舗展開、不動産・建築領域にまで幅広く関わっています。加えて、現場職員や店長、管理職向けの研修、コンプライアンスチェックを行い、現場と経営の両面からサポートしています。
もう一つの柱がケアエージェント事業です。管理者や店長、部長クラスの急な退職や欠員が発生した際には、弊社のエージェントが経理や管理職の代行として現場に入り、業務を回しながら人材育成を行います。体制が整い次第、役割を終えて離れ、人件費を大きく変えることなく、経営者が安心して事業を継続できる体制づくりを支援しています。
Q
「ケアエージェント事業」について教えてください。
ケアエージェント事業は、企業様の現場で人が辞めるなどして急に役職が空いた際、次の人材が獲得できるまでの間、弊社のエージェントが中に入ることを前提に作った代行サービスです。単なる穴埋めではなく、経営者の裏側に立つ役割で、例えば経理が事故で長期離脱した場合は弊社のエージェントが経理に入り、管理者や店長、マネージャークラスが退職した時にはその役割を代行します。
代行中は請求、面接、営業、会議対応まで幅広く行い、業務を回しながら部下を育て、育った段階で私は抜けます。採用が進めば最短2か月で終了することもあれば、長い場合は年単位で関わることもありますが、契約期間の縛りはありません。週1の会議参加など必要最低限の形にもでき、社会保険がかからずインボイス対応も可能なので、重い管理職を抱えずに組織を回す体制づくりを支え、経営者が安心できる状態を保ちます。
Q
御社ならではの差別化ポイントや強みを教えてください。
差別化ポイントとしては、経営と現場の両方を実務で背負ってきた当事者性と、企業の中に入り込んで支える実行力にあります。私は27歳で創業し、直営22店舗を運営しながら、代表として経営判断を行う一方で、管理者や店長の育成、数字管理まで自ら担ってきました。人材の突然の退職、資金繰りの逼迫、書類や体制が回らない状況など、数多くの修羅場を経験してきたからこそ、机上の理論ではなく「今この会社が止まらないために何を優先すべきか」を瞬時に見極められます。
ケアエージェントでは、弊社のエージェントが現場や管理職の代行に入り、後任の育成まで行います。また、人や会社の風土に合わせて関わり方やキャラクターを変え、上から引っ張るか、下から支えるかを使い分ける点も強みです。営業を一切せず、紹介だけで続いてきた14年間の実績が、結果と信頼を積み重ねてきた証だと考えています。
Q
現時点での目標や将来のビジョンについて教えてください。

現時点では、ケアエージェントとして現場に入れる人材を増やしていくことを目標としています。私や会社だけで課題を抱え込むのではなく、多様な知見やスキルを持つ人材が関わることで、採用に悩む経営者にとって安心できる選択肢を広げていきたいと考えています。
将来的にはHooh株式会社を、従業員を増やす組織ではなく、それぞれが独立した事業を持ちプロフェッショナルが副業的に集う、プラットフォームのような存在にしていきたいです。倒産や後継者問題に直面する中小企業を支え、再生へと導きながら、人と人をつなぐ土台を残すことが私たちの役割だと思っています。その中で想いを継ぐ人が現れれば事業を託すことも厭いませんし、私は努力を続けながら、ご縁が循環し続ける形を目指しています。
(取材者:山田のコメント)取材を通じて印象的だったのは、以前と比べて退職のハードルが下がった今、企業側が背負う負担が想像以上に大きくなっている現実を、長谷部さんが極めて冷静に捉えていた点です。その構造的な課題に真正面から向き合い、現場に入り込むことで文字通り企業の負担を軽減していく戦略は、救われる企業も多いと感じました。理論ではなく実務で語る言葉に説得力があります。

- 企業名
- Hooh株式会社
- 代表者
- 長谷部 雅人
- 所在地
- 東京都荒川区荒川2-45-3
- 設立
- 2024年8月
- 事業内容
-
- ・介護・福祉経営コンサルタント
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