経歴
WEBサイト制作と運用を軸にキャリアをスタート。クラウドエンジンの前身では、企業のWEB構築と運用支援に携わる。2017年、クラウドIP電話システムを導入し、自社の生活関連サービスサイトで在宅コールセンター体制を構築。全国のスタッフで電話受付と受発注を行う。その後、この仕組みをSaaS型サービスへと発展させ、りもふぉんの原型を確立。現在は合同会社クラウドエンジン代表として、りもふぉんの運営を中心に事業を展開しています。
Q
御社の事業内容について教えてください。
弊社では、クラウドIP電話サービス「りもふぉん」を主軸に事業を展開しています。電話機を設置する必要がなく、お客様専用の"050"番号を発行し、クラウド上で各種設定を行うことで、複数のスマートフォンや固定電話、ガラケーに同時着信させることが可能です。そのため、複数拠点での電話対応やリモートワーク環境においても、場所を選ばず電話業務を行うことができます。
製造業の製品別カスタマーサポートをはじめ、医療・訪問看護、弁護士事務所、医師会、自治体など幅広い業種で導入されています。また、マーケティング支援やシステム開発も行っていますが、現在は事業の大半を「りもふぉん」が占めています。導入や解約がしやすく、ユーザーの利益を重視した運用を行い、日々改善し安定して提供しています。
Q
どのようなシーンで、りもふぉんの特徴が発揮されると感じていますか?

りもふぉんの特徴がより力を発揮するのは、当番制や少人数で電話対応を行う現場です。夜間や緊急対応がある医療・訪問看護、医師会や弁護士事務所では、当番の人に端末を物理的に受け渡す必要がなく、どこにいても同じ番号で受電できる点が評価されています。観光タクシーや外回りの多い業種では、事務所に戻らず電話対応ができるため、対応の遅れや折り返し漏れの防止につながっています。
社用携帯の代替として利用されるケースも多く、番号管理がしやすくなることで運用負担が軽減されたという声もあります。製造業の製品別窓口や自治体の問い合わせ対応では、複数拠点で同時に受電できることで、取り次ぎや聞き直しが減り、結果として現場全体の対応品質が安定する点も大きなメリットだと感じています。
Q
起業をするにあたって直面した壁や苦労はありますか?
起業して最初に直面した壁は、立ち上げたばかりの会社には想像以上に信用がないという現実でした。会社を設立すればすぐに事業が進むものだと思っていましたが、実際には決算書の提出を求められたり、一期目が終わらないと登録できないサービスが多かったりと、驚くことばかりでした。
これまで私は、歴史のある会社や既に信用のある企業に所属することが多かったため、会社の「実績」がこれほど重要視されるとは思っていませんでした。その中で、自分で試行錯誤しながら、とにかく諦めずに交渉し、第三者に分かる形で利用実績を示すなど、できることを一つずつ積み重ねてきました。小さな会社でも決算を重ねることで信用につながると実感し、粘り強く向き合ってきた経験が、今の基盤になっていると感じています。
Q
現時点での目標や将来のビジョンについて教えてください。
私の現時点での目標は、より良い電話サービスを長く安定して提供し続けることです。ユーザーの利益が結果的に会社の利益につながると考えており、安心して使い続けてもらえるサービスであることを何より大切にしています。会社を急激に大きくしたいという想いはなく、安定と信頼を得ることを重視しています。電話はなくなると言われることもありますが、インフラとして必ず残る存在だと感じています。
FAXが形を変えながら長年使われ続けているように、電話も時代に合わせて進化し続けるものです。派手さはなくても、日本で聞いたことのあるサービスとして、信頼され、必要な場面で思い出してもらえる存在でありたいです。日々の改善を積み重ねながら提供を続けていきたいと考えています。
(取材者:大神田のコメント)サービスへの誠実な姿勢と、現場目線で積み上げてきた実行力が印象的で、長く使われる理由がインタビューを通して伝わってきました。素敵なお時間をありがとうございました!

- 企業名
- 合同会社クラウドエンジン
- 代表者
- 岡部 真美
- 所在地
- 北海道札幌市中央区南2j等東2丁目16堀尾ビル2F
- 設立
- 2020年11月
- 事業内容
-
- ・クラウドPBX/IP電話サービス「りもふぉん」の開発と運営
-
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