経歴
新卒でビズリーチに入社し、HR領域でキャリアをスタート。人材業界を経て、バーチャルオフィス事業を展開する企業でのAI事業に携わる。その傍ら、共同代表・丸山氏と、余暇領域の新規事業構想を月2〜3本のペースで練り続けた。2025年末、主力プロダクト「Cotel AI - 予約確認」の売上見通しが立ったことを機に、2026年1月にCotel AI株式会社を登記。ホテルチェーンへの導入実績を持つサービスへと成長。現在はマルチプロダクト戦略のもと、市場への浸透を推進中。
Q
御社の事業内容を教えてください。
ホテル様・旅館様向けに、フロント業務のAIプラットフォームを展開しています。フロントオペレーション全般をAIが担う仕組みを整え、業務効率化とゲスト体験の向上を両立している点が特長です。第一弾として提供している「予約確認」サービスでは、OTAからPMSに取り込まれる予約データの照合・クレンジングに加え、備考欄の確認、手配品のタスク化、部屋割り(アライバルチェック)など、到着前の定常業務を自動化しています。
さらに、AI・DX化が進んでいない施設に対しては、照合ロジックの設計やワークフローの再構築を含むコンサルティングも提供し、施設ごとの課題に応じた支援を行っています。人が担う必要のない定型作業を減らし、接客に集中できる環境づくりを通じて、現場の課題解決に向き合っています。
Q
御社の差別化ポイントや他社にはない強みを教えてください。
誰も手をつけていない領域に、誰よりも深く入り込むことが強みです。ホテル業界は、これまで外部事業者が参入しにくい市場でした。特に、フロント業務における予約確認やアライバルチェックなど、定型業務に特化したプロダクトを施設へ直接提供する事業者は、参入当時ほとんど見当たりませんでした。また、現場見学を必ず実施し、業務ごとの所要時間や実際の業務フローを把握した上で提案しています。
さらに、実業務での有効性が確認されるまでのテスト期間中は、月額費用をいただかない方針も信頼構築に寄与しています。技術面では、API連携できないシステムにもAI-RPAによる疑似連携の仕組みを独自に開発しました。一部のシステムベンダーと利害が交差する場面もありますが、ホテルの現場課題に徹底して向き合い、現場と経営の双方に価値を届ける姿勢を貫いています。
Q
インバウンド対応に悩むホテルへ、どんな支援ができますか?

英語をはじめとする多言語の予約情報処理を支援しています。海外OTA経由の予約では、備考欄に英語の要望が記載されることが多く、スタッフが一件ずつ内容を確認し、対応事項を整理してタスク化する必要があります。しかし、英語対応が可能なスタッフが常に十分にいるとは限りません。
そこで当社のサービスでは、AIが備考欄の内容を読み取り、必要な対応を日本語で整理・出力することで、翻訳の手間を省き、現場が必要な対応だけを迅速に確認できる環境を実現しています。さらに、海外OTAごとに異なるPMS予約データの欠損やずれも自動で照合・修正し、インバウンド予約特有のデータの乱れを整えます。訪日旅行者の増加に伴う現場負荷を軽減し、言語の壁をAIで吸収することが、インバウンド対応における大きな価値です。
Q
ホテルの導入時の不安と、その対策は何ですか?
ホテル様から最も多く寄せられるのは、「AIの判断をどこまで信頼できるのか」という不安です。長年にわたり、人の目と経験で支えてきた業務だからこそ、機械化への抵抗感が生じるのは自然なことだと捉えています。そこで弊社では、一定の成果基準を満たすまで月額費用を発生させない方針を徹底しています。テスト運用を通じて、AIの精度が実業務で活用できる水準に達したと双方で確認できるまでは、費用をいただきません。
導入前には2〜3時間の現場見学を行い、実際の業務内容や工数を把握した上で、削減効果やROIを数値でご提案しています。
また、AIへの抵抗がある施設には、人の承認ステップを残した運用から始め、習熟度に応じて自動化の範囲を広げていく方針です。感覚的な便利さではなく、具体的な根拠を示しながら、導入後まで一貫して伴走しています。
(取材者:大神田のコメント)現場の課題を深く理解した上で、AIを実務に落とし込んでいる点に強い説得力を感じました!単なる効率化ではなく、導入前の不安に丁寧に向き合い、信頼を積み重ねながら支援している姿勢が印象的なインタビューでした!

- 企業名
- Cotel AI株式会社
- 代表者
- 宮代 隼弥
- 所在地
- 東京都世田谷区池尻2丁目20−12 101
- 設立
- 2026年1月
- 事業内容
-
- ・宿泊業向けAIソリューションの開発・提供
- ・ホテル経営、DXに関するコンサルティング
-
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