ホームインタビュー記事一覧TAKE over合同会社 佐久間 健寿 

INTERVIEW

TAKEover合同会社 / 佐久間 健寿

想いを届け、挑戦をつなぐ

KEIEISYA PRIME

経歴

郵便局に約20年勤め、営業・国際郵便・輸送など多岐にわたる業務に従事。安定した組織の中で感じた閉塞感をきっかけに、独立の道を選んだ。国際物流費削減のコンサルティングを手がけ、企業の課題解決を支援する中で、次第に助成金・補助金事業へと事業を拡大。経営者一人ひとりの想いに寄り添いながら、挑戦の背中を押してきた。多くの出会いを通じて「想いを伝えることの力」に気づき、現在はラジオを通して人の物語を届ける発信者としても活動している。

Q

事業内容を教えてください。

大きく分けて2つの事業をやっています。ひとつは中小企業やスタートアップ向けの経営サポートで、補助金や助成金を活用した支援を行っています。ただ単に申請を代行するだけではなく、企業のコストや資金の流れまで見ながら、成長につながる形で活用できるようにアドバイスしています。

もうひとつはインターネットラジオ局での情報発信です。経営者の挑戦や取り組みを、ラジオやウェブメディアを通じて届けています。インタビューから編集まで自分たちで手掛け、CMの企画・制作・トークレッスンの体制まで整えています。経営者のリアルな声や学び、元気や勇気を、読者や視聴者に届けることを意識しています。

どちらの事業も通して、企業の成長を支えるだけでなく、挑戦する人たちの声を広く伝える「橋渡し」の役割を果たすことを目指しています。

Q

御社設立のきっかけを教えてください。

私はもともと郵便局で20年勤務し、営業部や国際郵便部、輸送部など管理職を務めておりました。営業部長時代に民間の社長さんと仕事をする機会が増え、ほかを知るほど、中のレベルが低いと痛感し、臨機応変に動けない体制に限界を感じました。

例えば、コピー用紙ひとつ買うために稟議で30人のハンコが要るような体制だったのですが、内部を変えようと提案しても、変わりたくない人が圧倒的に多かったんです。

仕事自体は嫌いではなく、どの場所でも結果を出すスタイルでしたが、自由にできない状況と、管理職になると24時間365日働くことを求められる状態に疲弊しました。外の社長さんから応援するからと背中を押され、中を変えるより自分でやるべきだと考え、41〜42歳の頃に自由に挑戦できる環境を求めて会社を立ち上げました。

Q

サクトーーク!!ではどんな方がゲストでいらっしゃるのでしょうか。

ジャンルや立場を問わず、幅広い方が出演してくださっています。最年少は小学校五年生の11歳のプロレスラーで、最年長は83歳の元参議院議長の参議院議員です。ゲストの方々は、それぞれの経験や苦労、成功の裏側を持っており、そのお話からは多くの学びや気づきを得ることができます。

出演のご応募があった際は面談をして、この人の話いいなと思えるか、番組のクオリティを維持できるかを基準に判断しています。ゲストには事前にトークレッスンを受けてもらい、リハーサルをして本番に入ります。

また、事前にゲストの経歴や活動内容をリサーチし、どんな質問にも対応できるよう準備を重ねています。こうした丁寧な準備とリアルな対話を通じて、「サクトーーク!!」ならではの深く、かつ親しみやすい雰囲気作りを意識しています。


Q

経営において大切にされていることを教えてください。

私は経営で、自由度と責任のバランスを大切にしています。郵便局時代のガチガチな体制を離れ、自分のペースでやれる分、やるべきことはやる。もう一つは何に迷った時「自分がかっこいいと思う方」を進むことを大切にしています。人様に見せても恥ずかしくなく、家族に胸を張って言える仕事をやり、着手金だけいただき、逃げるようなことはしません。基本は成功報酬で、誰もが損をしない仕組みを作っています。

ラジオ局の立ち上げ当初から「ラジオで社会貢献」をテーマにしています。ラジオによる収益の一部は社会福祉へ寄付しており、「ラジオを通じて世界中をハッピーにすること」を目指しています。

また、仕事とプライベートのオンとオフも重視して、土日祝やお盆・正月は家族と過ごすようにしています。

想いを世間へ届ける姿勢に共感。インタビューをしながら多くを学びました。【取材担当:山田】

企業名
TAKEover合同会社
代表者
佐久間 健寿
所在地
神奈川県横浜市西区北幸1-11-1水信ビル7F
設立
2018年9月
事業内容
  • ・コンサルティング
  • ・インターネットラジオ局
URL