弊社は「ブックマーケティング」という手法を活用したサービスを提供しています。具体的には、クライアントに自社のノウハウやビジネスモデルを書籍という形でまとめていただき、その書籍を営業ツールとして配布したり、書店やAmazonで流通させることで、本業で取り扱っている高額商材の反響獲得や新規リードの獲得につなげる事業です。

出版を事業のど真ん中に据えつつ、本と連動したLP制作やWebを通じた集客、場合によっては動画制作など、コンテンツ周りを一貫して設計・運用するところまでを私たちの仕事としています。

本の売上や印税で稼ぐのではなく、出版に投資してくださった法人のお客さまに売上や集客といったビジネスの結果で返すことを目的に、最適な部数で刷り、返品を抑えた流通まで含めて設計しています。

紙媒体にこだわっているのは、実績として紙で書店に並んでいる本でなければ反響がほぼ来ないからです。実物の本を手に取り、付箋を貼りながら読み込んだ方からクライアントに問い合わせが来て、質問を重ねた上で契約に至ったケースも多く、「書店で売られている」という事実自体が一つの信頼性を生むと感じています。

また、著者の既存のお客様が10冊20冊と購入して知人に配ってくださることでも新しい反響が生まれます。本のPDFを送っても読まれにくく、電子でおすすめされても、なかなか読もうとは思いません。

紙の本だからこそ生まれる重みがあり、買ったという行為自体が信頼の証になります。実物があることで家やオフィスで目に留まりやすく、時間が経ってから問い合わせにつながることも多いです。

結果を出すための仕組みを徹底して作り込んでいる点です。出版を「集客支援の施策」として位置付け、反響や成約が出て初めて成功だと考えています。通常のマーケティングでは認知を得てから購買に至るまでのプロセスが複雑で、徐々に見込み客を育てていくような仕組みをコストをかけて作り込まなければいけません。しかし書籍出版は、お問い合わせ段階からすでに見込み客の購買意欲が高まっているため、成約率が非常に高いという特徴があります。

弊社では、企業出版をサービスとして提供する業界の中でほぼ唯一、流通とプロモーションを専任で担う責任者がおり、初版部数もデータを見ながら最適に刷り、求められる書店に届けています。その結果、返品が少なくクライアントにとっても弊社にとっても費用対効果の高いモデルになっています。

大手では制作に1,000万円以上かかるのに対し、弊社は大手の半額程度の費用感で制作から流通まで行っています。大幅にコストを抑えつつ、大手と遜色ない、むしろ凌駕する品質と流通体制を提供できていることが、差別化ポイントだと考えています。

弊社では、業界未経験であってもポテンシャルのある方や、いわゆる営業職ではなく BtoB でクライアント対応を経験してこられた方のほうが、活躍しやすいと感じています。他社での営業スタイルが強く染みついていると、弊社のやり方に順応しづらい場面が多いためです。

過去にはビューティーアドバイザーや新聞記者といった多様な経験を持つ方々が活躍しました。ブックマーケティングというサービスの概念自体、セールスができるほどに頭に染み込ませるには時間がかかります。既存の常識はむしろ邪魔になるケースがあり、まっさらな状態からスタートしたほうが成長は早いです。

また、弊社の営業は出版のことを何も知らない商談先に対し、出版を事業成長につなげていただくストーリーを描いて提案する仕事です。基本的なスキルとしては、国語能力や言語化能力、論理思考力は高いほうが望ましいです。