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INTERVIEW

株式会社ビルズホーム / 一ノ瀬 諒

人生ごと導く物件の送り人

KEIEISYA PRIME

経歴

祖父母の影響により、経営に興味を持ち始める。東海大学情報理工学部を卒業後、スーツ店に入社しながら経営スクールで学び、動画スクールの立ち上げをきっかけに独立を決意した。2020年に映像制作会社を法人化し、企画から撮影まで幅広い案件に取り組む中でキャッシュフローの課題にも直面した。その経験を経て事業の方向性を見直す中、以前から興味を抱いていた不動産領域への思いが強まり、新たな挑戦として事業転換を決断。現在は店舗特化の不動産仲介を手がける株式会社ビルズホームを設立し、未公開物件や交渉力を強みに事業を成長させる経営者である。

Q

御社の事業内容について教えてください。

弊社の事業は、店舗に特化した不動産仲介と住居向け賃貸の二軸で展開しています。メインは美容サロンや学習塾、整体など飲食店以外の店舗仲介で、フランチャイズ本部様の店舗拡大時に依頼をいただくことが多いです。

またInstagramやTikTokを使った住居向けの集客にも力を入れていて、住居用はSNSでの反響が強いのでそちらも同時に行っています。店舗と住居の両方に取り組みながら、今は特に店舗領域を伸ばしていくことを重視しています。

Q

御社設立のきっかけを教えてください。

起業しようと思ったきっかけは、幼少期に祖父母の姿を見て「こういう生き方をしたい」と強く感じたことが最初でした。祖父母は団子屋を経営しており、いつも人が多く集まるかっこいい背中を見せてくれていました。

その影響で経営に興味を持ち、大学卒業後にスーツ屋に入社しながら経営スクールに通っていました。そのスクールが立ち上げた動画スクールの営業を任されたことが映像の世界に入るきっかけになりました。しかし運営側との価値観が合わず、だったら自分たちでやろうと仲間と独立して法人化しました。その後、映像事業で黒字倒産しかけたこともあり、もともと興味のあった不動産に挑戦しようと決めました。

不動産は地図に残る仕事で、世代を超えて価値を発揮し続けられる点に魅力を感じていて、新卒では叶わなかったが今なら挑戦できると思い現在の会社を立ち上げました。

Q

起業をするにあたって直面した壁や苦労はありますか。

起業して最初に直面したのは、映像事業での収益化までのタイムラグでした。入金が三〜四ヶ月先になることも多く、黒字倒産しかけたことは大きな苦労でした。

また、人との関わり方でも悩みが多く、当時の私は言葉が強くなってしまうタイプで、自分の意図しないところで相手を傷つけてしまい、良い関係が築けても、壊れてしまうことを何度も繰り返しました。さらに、会社をどれくらい大きくしていくのかという部分でメンバーとの方向性が合わず、意思決定のズレに対して違和感を抱くようになったことも大きな壁でした。

ただ、こうした経験があったからこそ、自分の言葉の選び方や人との向き合い方を見直し、事業を進める上での判断軸もはっきりしていきました。振り返ると決して楽ではありませんでしたが、その一つひとつが確かな成長につながり、今の私をつくってくれたと感じています。

Q

御社ならではの差別化ポイントや他社にはない強みはなんですか?

弊社の強みは、店舗向けと住居向けの両方にあります。店舗仲介では三つの強みがあり、まず店舗不可の物件でもオーナーさんへ交渉し、店舗利用OKにしていくことができます。

次に、店舗を扱う管理会社様は実はかなり少なく、その中で築いてきた信頼関係により、未公開物件を扱える点が大きな強みです。最後に担当制を徹底しており、店舗は申し込みが入るスピードが速いからこそ、常に最新の情報で最適な物件をすぐ紹介できる体制を整えています。

また住居向けでは、条件だけでなく生活スタイルや価値観まで徹底してヒアリングし、プロ目線でのアドバイスも込みで理想に合う物件を提案することを大事にしています。

(取材者:大神田のコメント)熱量が強いからこそ、メンバーにもお客様にも本気で向き合う姿勢が、インタビュー時にも伝わってきました!直面した壁に誠実に向き合ったからこそ、お客様に寄り添った提案につながっていると感じます!

企業名
株式会社ビルズホーム
代表者
一ノ瀬 諒
所在地
神奈川県川崎市多摩区菅1丁目9-21
設立
2024年6月
事業内容
  • ・不動産仲介
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