経歴
人材育成に約17年従事。出発点は塾の先生で、大人向け研修講師を経て、集団一斉型の限界に違和感を持ち「個別最適化」へ舵を切る。2022年2月に個人事業主として目標達成の専属マネージャー支援を開始。クライアントからの依頼を機に法人化し、2024年2月に株式会社アラウンドゥニムを設立。同年以降、育成対象者に伴走する「ブライトキャリアラボ」と、行動特性を数値化する「ビノベーションレポート」を中核に、離職防止や採用最適化、チーム力強化を支援している。
Q
御社の事業内容を教えてください。
弊社の事業は、人材育成を企業向けと個人向けの両軸で行っています。
企業様が選出したスタッフに専属マネージャーとして伴走する「ブライトキャリアラボ」を提供し、週一60分×1年間で、会社の5年後・10年後のビジョンから逆算した目標設定から達成までを支援します。
個人の行動特性を細かく数値化する「ビノベーションレポート」を実施しています。これにより離職防止・採用時のミスマッチ防止・チームビルディング・プロジェクトへの適切なアサインに活用できますし、全員へ具体的な行動指標までフィードバックします。
個人向けには中高生オンライン「BCLS塾」で、週1回30~60分のPDCA伴走により勉強の習慣化と自己管理力を育て、教育コンサルや塾の集客支援も行います。ToB・ToC共通で、まず自己理解を深める“自分の取扱説明書”を手に入れ、会社や目標にどう寄与するかをロードマップ化しています。
Q
御社の設立のきっかけを教えてください。

私が会社を設立したきっかけは、大人たち、特に若い世代の元気がなさすぎるという危機感を感じたからです。例えば、10代の頃は元気だった教え子が、大人になるにつれて様々な現実を突きつけられて元気がなくなったと感じました。迎合や妥協が常態化し、チャレンジが失われているそんな大人たちに喝を入れないといけないと思いました。
私は2022年2月に個人事業主として個人向けの目標達成支援を専属マネージャーの形で始めました。ある日、利用者の父親から『うちの会社の社員にもやってくれ』と依頼を受け、企業と契約するために2024年2月に法人を設立しました。
以後はToCでやっていた支援をToBへ切り替え、会社の事業の方向性に沿って、企業で活躍できる人材の育成へと舵を切りました。
Q
起業した後に直面した壁や苦労はありますか?
起業後の一番の壁は、お客様が企業の課題を開示せずに隠してしまうことです。「最近コミュニケーションが取れてない」「3ヶ月連続で人が辞めてる」などは企業としては恥ずかしいと感じる様で、潜在ニーズをどのように引き出していくかは今でも苦労しています。そこを解決しないと企業は成長しないと気づいていただく必要があります。
企業の育成対象者には「失敗は当たり前」という前提をもとで、「あなたがやってることは一人じゃない、上司がフォローするから大丈夫、チャレンジしてこい」と伝えています。失敗しないと、どうすれば失敗するのかがロードマップ上で見えないからです。
日本一泥臭く、週一60分を1年やりきる伴走で信頼を積み上げます。支援は会社に選出いただくA君、B君に集中し、リソースには限界があるため必要に応じて業務委託提携で対応しています。
Q
将来的なビジョンや現時点での目標を教えてください。
現時点の目標は三つあります。まず「ブライトキャリアラボ」の企業伴走支援を内政化すること。次に、行動特性を数値化する「ビノベーションレポート」を内政化すること。そして中高生向けオンライン「BCLS」を完全無償化することです。
現在、「BCLS」は有料で1.5万円の費用なのですが、紹介者一人につき千円値下げしています。評定平均が3.6以上で卒塾資格を与えていて、完全オンラインにしている理由としては生徒へのセクハラ、パワハラのリスクを排除し、安心して通ってもらうためです。目標設定とアクション、オンラインでマネージャーとやり取りできるなら小学生も受け付けています。
ビジョンは、誰もが失敗を恐れない環境にし、個の目標達成を会社の方向性に結び直すこと。そのために弊社で行っている伴走とレポート運用を企業側で内政化して行えるような仕組みに変えていきます。

- 企業名
- 株式会社アラウンドゥニム
- 代表者
- 小石川 大祐
- 所在地
- 東京都渋谷区初台1-23-6
- 設立
- 2024年2月
- 事業内容
-
- ・人材育成サービスの企画開発・販売
- ・各種教育機関コンサル
-
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