経歴
明治大学法学部を卒業後、1995年に税理士試験に合格。1996年にアーサーアンダーセン税理士事務所に入所し、税理士としての業務を開始。さまざまな実務に従事し、会社員として約10年の経験を積んだのち2006年に現事務所を開業。現在は新宿駅から徒歩3分の場所に事務所を構え、税務・労務をワンストップで行うことで、お客様のさまざまなニーズに迅速かつ的確に対応し、顧客との信頼関係を構築している。
Q
御社設立のきっかけや経緯を教えてください。
大学2年の頃から「会社員として生きるよりも、自分のスキルで仕事をしたい」と考えはじめました。法律を勉強しましたが挫折し、「自分には税理士が合っているかもしれない」と感じて挑戦したところ、税理士試験に合格することができました。
独立したい気持ちはありましたが、まずは経験を積むため大学卒業後に会計事務所へ就職しました。最初の事務所では3年働き、その後はIPOに興味を持ち、事業会社でIPO関連の業務に携わりながら3社を経験。その間に税金や会計のノウハウを自分の中にしっかり蓄積できた手応えが生まれました。
その後に33〜34歳のタイミングで独立に動き出し、今の事務所を設立しました。
Q
経営において大切にしていることはなんですか?
私が経営で一番大切にしているのは、従業員ファーストです。もちろんお客様も大切ですが、まずは一緒に働くメンバーが気持ちよく仕事ができる環境づくりを最優先にしています。
例えば、在宅勤務は週1回を許可し、遅刻や休み、有給の連絡はチームのグループLINEで共有すればOKにしています。私に報告する義務はないので、比較的休みは取りやすいと思いますよ。有休消化率は毎年8割を達成を続けています。
他にも職場にはいつでも休憩できるようなスペースを作り、リフレッシュできるよう、食べ物や飲み物を会社負担で補充していますし、炊飯器も置いており、お昼に炊きたてのご飯を無料で食べられます。
働きやすい環境は私が用意するだけでなく、従業員からの提案も積極的に取り入れ、よほどの事でなければ受け入れていますね。
Q
御社の強みや差別化している点はなんですか?

私たちの一番の強みは、税理士業務と社会保険労務士業務をワンストップで対応できることです。税務と労務は重なる部分が多く、お客様は「どちらに何を頼めばいいのか」という線引きが難しいと思うんです。だからこそ両方に対応できる体制はお客様にとっても非常に助かるのではと思っています。そのため私は、税理士・社労士の双方の資格を取得し、同じ窓口で完結できるようにしています。
加えて、単純作業は極力AIに任せて効率化し、人はお客様への説明や信頼関係づくりといった高付加価値の領域に集中する方針を徹底しています。資料作成などはAIを積極的に活用し、最終的な価値は人が担保する。この運用で生産性を上げつつ品質を落とさないことが、他社との差別化になっていると考えています。
Q
将来的なビジョンや現時点での目標を教えてください。
仕事とプライベートの両方を楽しめる職場にすることです。そのためにワークライフバランスは大切にしています。毎日終電まで働いて給与が高いことが本当に幸せかというと違う気がしていますし、毎日定時で上がれても給与が低すぎるのも健全ではないとも思っています。
基本的に税理士事務所の業務内容はどこも大きくは変わらないからこそ、効率化と高付加価値を徹底し、任せられる業務はAIに任せて生産性を高めることで差別化していきます。
将来的にはAIによって税理士の業務が淘汰される時代が来ると考えており、業務の半分は不要になる可能性があります。今のままで良いと思ってしまうと衰退していくので、生き残るためには常に情報を吸収し、成長していくことが重要だと考えています。

- 企業名
- 岡田税理士・社会保険労務士事務所
- 代表者
- 岡田 慎一
- 所在地
- 東京都渋谷区代々木2-5-5 新宿農協会館3階
- 設立
- 2006年6月
- 事業内容
-
- ・税理士サービス
- ・社労士サービス
-
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