経歴
作業療法士の資格を取得後、約8年間にわたり病院勤務および一般企業のヘルスケア事業に従事。臨床現場で経験を積む中で自由診療分野への可能性を見出す。2024年、個人事業主として都内・千葉で自由診療の訪問リハビリを開始。利用者の拡大を受け、2025年に千葉県松戸市を拠点として健康経営支援事業を始動し、株式会社JourneyRehabを設立。現在は代表取締役として訪問リハビリと企業向け健康支援を展開する経営者である。
Q
御社の事業内容について教えてください。
弊社は、すべての人がその人らしい人生を歩み続けられる社会の実現を理念に、主に二つの事業を展開しています。一つは自由診療による訪問リハビリテーション事業です。脳卒中やパーキンソン病の方を中心に、保険診療で定められた5〜6か月の期間を超えて、より専門的なリハビリを希望される方のご自宅へ伺い、科学的根拠に基づく訓練を提供しています。バランス能力や歩行速度などを定期的に測定し、成果を可視化することで改善状況を明確にしています。
もう一つは健康経営支援事業で、中小企業の従業員の方へ腰痛や肩こり予防の運動指導やセミナーを実施し、職場に運動習慣と健康意識を根付かせる取り組みを行っています。現在は訪問リハビリ事業が中心で、健康経営支援は本格展開に向け準備を進めています。
Q
どのようなご相談が多いですか?

私共のもとへご相談に来られるのは、脳卒中やパーキンソン病などの難病の方、また脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニア、骨折後といった整形疾患の方が中心です。なかでも脳卒中の方が最も多く、次いでパーキンソン病の方が多い印象があります。多くの方が4〜6ヶ月ほどで入院生活や保険診療内のリハビリを終え、「これ以上はできない」と言われた段階でお問い合わせくださいます。
しかし、身の回りのことが自立できたからといって、それで目標が達成されるわけではありません。仕事復帰や旅行、ゴルフなど、その人らしい生活を取り戻したいという想いがあります。限られた保険診療の枠内では十分に支援しきれない現実があるため、発症から6ヶ月以降も本気で改善を目指したいという方にご利用いただいています。
Q
御社ならではの差別化ポイントや他社にはない強みはなんですか?

私たちの強みは、何よりスタッフの質の高さにあります。都内でも自由診療の訪問リハビリは増えつつありますが、当社ではリハビリの質を担保するため、病院等で8年以上の臨床経験を積んだ国家資格保有者のみが担当します。作業療法士の中でも約2%しか取得していない認定作業療法士も在籍し、私自身も大学院で研究活動や論文執筆を続けています。
自由診療のため回復を断定的に表現することはできませんが、論文で示されたエビデンスに基づく訓練を徹底し、目標達成に向けて内容を個別に最適化します。さらに月一回、バランス点数や歩行速度などを測定して変化を可視化し、結果と課題を丁寧に共有します。必要に応じてご家族にも状況を説明し、安心して継続いただけるよう取り組んでおります。
Q
現時点での目標や将来のビジョンについて教えてください。
現時点では、自由診療による訪問リハビリ事業のご依頼が増え、私自身がほぼフル稼働の状況です。業務委託の方にもご協力いただいていますが、まずはお問い合わせを安定させ、体制を強化していきたいと考えています。安定的にご依頼をいただけるようになれば、新たに従業員を雇用し、組織として継続的に支援できる基盤を整えたいと思っています。
一方で、現場業務に加えて経営や会計処理も担っており、時間の確保が大きな課題です。その中でも、YouTubeやInstagramを活用した情報発信に挑戦し、必要とする方へ想いを届けていきたいと考えています。さらに健康経営支援事業では、今年5社のモデル企業創出を目標に予防分野を広げ、理念である「その人らしい人生」を支え続けてまいります。
(取材者:山田のコメント)脳卒中やパーキンソン病をはじめとする難病は、いざ発病するととても怖く、心細いものだと改めて感じました。そうした不安に対し、科学的な根拠に基づきながら親身に寄り添い続ける姿勢は、ご本人だけでなくご家族にとっても大きな心の支えになると強く思います。静かな語り口の中に、確かな覚悟と優しさがにじむ取材でした。
- 企業名
- 株式会社JourneyRehab
- 代表者
- 田中 光
- 所在地
- 千葉県松戸市松戸市1228-1-5F
- 設立
- 2025年2月
- 事業内容
-
- ・自由診療の自費リハビリ、健康経営支援事業
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