経歴
20代は化粧品会社にて販売業務に従事し、美容知識と顧客対応力を培う。その後、エステティック業界に進み、サロン運営と技術領域を軸に実務経験を積み重ねる。各種資格を取得し、講師として人材育成にも携わりながら専門性を高める。業界団体では理事・広報委員長を務め、業界の健全化と発展にも関与。現在は株式会社ピュアライン代表取締役としてサロン経営に加え、美容業界向けのコンサルティングや生成AIを活用したDX推進や事業支援にも取り組み、美容業界全体のDX・AI活用標準化を推進している。
Q
御社の事業内容を教えてください。
エステティックサロンの運営を基盤としながら、美容業界に関わる事業者に対する伴走型コンサルティングを主軸に展開しています。コロナ禍を機に事業を見直し、純粋な想いで業界に向き合い直した経験をもとに、美容機器メーカーや化粧品会社に対して市場展開や販売戦略の設計、海外進出支援など幅広い領域で支援を行っています。
また、業界団体の理事としてガイドライン策定や情報共有にも関わり、法令遵守を前提とした健全な業界づくりにも取り組んでいます。さらに、一般社団法人デジタルサロン協会の一部門としてデジタル活用を推進し、生成AIを活用した業務効率化や運営改善の支援を通じて、美容業界全体の生産性向上と持続的な発展に貢献しています。加えて、新規参入企業に対する事業立ち上げ支援にも対応しています。
Q
どのような悩みを解決していますか。
私が関わるのは、異業種から美容業界に参入したいが何から始めればよいか分からない企業や、事業はあるものの販売方法や市場への展開に課題を抱えている企業です。例えば美容機器を開発したが売り方が分からない、機械はあるがどのように展開すればよいか悩んでいる、海外に出店したいが進め方が見えないといったケースでご相談をいただきます。
美容業界は法令や業界構造の理解が不可欠であり、知識がないまま進めるとリスクを伴います。消費者が悩みを抱えて来店する場である以上、嘘のない施術と説明によって、安心して任せられる環境を守る必要があります。
そのため、参入する企業やサロンには、法令遵守と適正価格を前提とした運営を求め、正しい知識と施術で消費者を守る視点の重要性を伝えています。正しい知識と市場理解をもとに方向性を整理しながら、事業の立ち上げから運用まで一貫して伴走支援を行っています。
Q
業界の課題は何だと考えますか。

美容業界の課題は、法令の適用範囲が広く、解釈に幅があるため、その基準が現場レベルで統一されていない点にあります。特に効果効能の表現や施術内容において、正しい知識に基づかない情報発信が行われているケースがあり、消費者との認識のずれが生まれやすい状況です。また、短期的な収益を優先したサービス設計により、本来、継続的に価値を提供すべき美容の在り方が歪んでしまっている側面もあります。
その結果、業界全体の信頼性に影響が及び、真摯に取り組む事業者との評価の差が適切に反映されにくい構造が生まれています。こうした状況を改善するためには、正確な知識と基準の共有を進め、業界としての信頼性を高めていく取り組みが必要だと考えています。
Q
将来的な目標やビジョンを教えてください。
会社としては、業界にどれだけ貢献できるかという社会的価値の創出を最も重視しています。現在は、数値の拡大のみを目的とした経営から、社会的価値と持続的成長を両立させるフェーズへと移行しています。そのため、業界全体に対してどのように価値を還元できるかを軸に経営判断を行っています。2026年度は組織バランスの再構築を重要な課題と位置づけており、デジタルサロン協会内で展開しているデジラボビューティーの法人化も視野に入れながら、事業基盤の強化を進めていきます。
あわせて、専門性を持つブレーンの拡充を図り、デジタルを活用した美容業界の新たな在り方を具体的に広げていきます。さらに、国と連携して見直しを進めているエステティック業のガイドラインをデジタルで普及させるとともに、日本の美容を海外へ展開する取り組みにも関与し、業界全体の健全化と持続的な発展に貢献していきます。
(取材者:大神田のコメント)美容業界の課題と向き合いながら、正しい知識と法令遵守を軸に事業を展開されている姿勢が印象的でした!また、現場視点と業界全体の構造を理解した上での発信に説得力があり、単なるサービス提供にとどまらない価値を感じました!
- 企業名
- 株式会社ピュアライン
- 代表者
- 鎌田 麻央
- 所在地
- 愛媛県松山市一番町2丁目5-15 一番館ビル2階
- 設立
- 2023年6月
- 事業内容
-
- ・化粧品・美容機器のOEM事業
- ・理美容エステサロン経営
- ・理美容エステサロンのコンサル事業
- ・デジラボビューティー代表理事
- ・海外事業
-
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