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INTERVIEW

合同会社A-RIS / 湯本 正美

選ばれ続けて20年 信頼と約束のラウンジ

KEIEISYA PRIME

経歴

離婚を機に生活を立て直すため夜の世界へ入り、都内クラブにて勤務を開始。7年間の下積みの中で、接客力と顧客基盤を築き、ナンバー上位を維持しながら数百名規模の顧客を獲得。29歳で独立し、立川にて自身の店舗を開業。複数店舗の運営を経て、出産や時代変化を背景に現在は1店舗へ集約。コロナ禍や業界環境の変化を乗り越え、20年以上通う常連を中心とした経営基盤を確立。現在は合同会社A-RISとしてラウンジ運営を行いながら、現場に立ち続けるスタイルを貫いている。

Q

御社の事業内容を教えてください。

私の事業は、立川でラウンジを経営しています。形としては、スナックとキャバクラの間のようなスタイルで、いわゆるパブに近い感覚です。女の子は常時10名以上在籍していますが、キャバクラのように1対1で必ず付けるわけではなく、状況に応じて柔軟に席を回しています。もともとは複数店舗を展開していましたが、出産や体制の見直しをきっかけに現在は1店舗に集約し、その分、よりしっかりと質に向き合う形にしています。

お客様は40代から50代を中心に、20年以上通ってくださる方も多く、売上のほとんどは常連の方々に支えられています。新規の方も来られますが、既存のお客様からのご紹介で広がることが多いです。単なる飲みの場ではなく、人と人との関係性を深める場所として長く続けていることが、当店の特徴だと思っています。

Q

御社の差別化ポイントや他社にはない強みを教えてください。

当店の強みは、とにかくお客様との関係の深さだと思っています。20年以上通ってくださっている方も多く、ただ飲みに来る場所ではなく、仕事の相談を受けたり、プライベートの話をしたり、いわば戦友や親友のような関係になっているんです。その関係性をつくるために私が徹底しているのは、できない約束は絶対にしないことと、一度聞いたことは必ず覚えることです。名前や会話の内容はもちろん、ボトルや好みまで頭に入れているので、お客様ごとに自然な対応ができます。

また、店全体にも常に目を配っていて、グラスや灰皿、席の状況まで細かく見ています。女の子任せにせず、感覚ではなく、責任を持って店全体を見ている意識です。こうした積み重ねが安心感につながり、長く通っていただける理由になっていると感じています。

Q

どのような人材を求めていますか?

私が求めているのは、とにかく一生懸命な人ですね。正直、最初からお客さんを持っている必要はありませんし、上手にできなくてもいいと考えています。ただ、自分から「何かやることはありますか」と動ける子は、やはり伸びます。今いる従業員でも、お客さんがゼロでも一生懸命に接客してくれる人は、どの席につけても安心して任せられますし、お客様からも嫌な印象を持たれにくいです。逆に、時給だけもらえればいいというスタンスだと、長くは続きません。

年齢は関係なく、若くてもしっかりしている人はいますし、40代でも意識が低ければ難しいと感じています。結局、この仕事は人と向き合う仕事なので、興味を持って関わろうとする姿勢があるかどうかがすべてだと思っています。そういう人と一緒にお店を良くしていきたいですね。

Q

経営において大切にされていることを教えてください。

経営で一番大切にしているのは、できない約束は絶対にしないということです。これは昔の失敗から学んだことで、一度でも期待を裏切ると、お客様は離れてしまうと感じています。だから、その場のノリで話を合わせるようなことは絶対にしませんし、言ったことは必ず守ります。また、お客様一人ひとりのことをきちんと覚えることも徹底しています。名前や好み、過去の会話まで頭に入れておかないと失礼にあたると思っているので、昔はノートに書いていましたし、今はすべて記憶しています。

さらに、店全体を常に見て動くことも意識しています。どの席で何が起きているかを把握し、誰も一人にしないようにする。その積み重ねが安心感につながると考えています。人を相手にする仕事だからこそ、誠実さと細やかな気配りは絶対にぶらさないようにしています。

(取材者:大神田のコメント)長年続く理由が「人」にあることが強く伝わるインタビューでした!売上や仕組みではなく、約束を守る姿勢や関係性の積み重ねが信頼を生み、結果として常連に支えられる経営につながっている点が印象的でした!

企業名
合同会社A-RIS
代表者
湯本 正美
所在地
立川市錦町一丁目3-21
設立
2008年1月
事業内容
  • ・ラウンジ経営