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INTERVIEW

株式会社ヒーロー・インタヴュー / 川崎 大介

地域と夢をつなぐ球団経営

KEIEISYA PRIME

経歴

大阪で広告代理店営業として26年従事。息子の少年野球をきっかけに独立リーグ球団と出会い、協賛営業業務を受託。2019年10月、球団専属の広告代理店として起業。2020年2月、運営団体の解散に伴い球団経営を継承し、負債を抱えながら再出発。2022年、球団OBであり、元読売ジャイアンツの山川和大氏を新監督に迎え体制を強化。2023年12月、一般社団法人から株式会社ヒーロー・インタヴューへ組織転換。2025年、周辺事業を整理し、広告代理業と球団運営、地域メディアに集中。現在は、地域プロ野球と広告を軸に事業を展開している。

Q

御社の事業内容を教えてください。

私たちの事業は、一言で言えば、広告代理店を軸にしながら、地域プロ野球チームの経営を掛け合わせた事業です。もともと私は大阪で26年間、広告営業に携わってきました。その中で、息子が参加した野球教室をきっかけに現在の球団と出会い、協賛営業を受託するようになったことが始まりです。関わる中で、中途半端に携わるのではなく、真正面から向き合いたいという思いが強くなり、独立を決意しました。

当初は広告代理店として球団を支援する立場でしたが、前身団体の解散を機に、経営そのものを引き継ぐことになりました。現在は、広告代理店としての機能を持ちながら、球団運営まで一体で担っています。売上の中心は企業様からの協賛で、全体の約6割を占めています。スタジアム広告や看板、紙面、Webなど多様な媒体を扱いながら、球団というリアルな接点を活用できる点が特徴です。単なる広告にとどまらず、地域に若い選手が集まり、まちが元気になる循環をつくること。その仕組みを事業として成立させることが、私たちの仕事だと考えています。

Q

御社設立のきっかけを教えてください。

私が会社を立ち上げたきっかけは、息子の少年野球でした。野球教室に一緒に通う中で、今の球団と出会い、自然な流れで関係者とつながっていきました。そこから前職である広告代理店の仕事の一部として、球団の協賛営業業務を受託するようになったのが始まりです。実際に関わってみると、マンパワーが不足している現状や、本来の可能性を十分に伸ばし切れていないもどかしさを強く感じました。

当時はサラリーマンと並行して関わっていましたが、このままでは中途半端になると思い、営業業務を自分が中心となってやり切ることを決意しました。そこで、球団を支えるための会社として独立し、いわゆるハウスエージェンシーを立ち上げたのが始まりです。ただ、その直後に前身団体が解散することになり、結果として球団経営そのものを引き継ぐことになりました。正直、想定していたスタートではありませんでしたが、自分でやると決めた以上、腹をくくるしかありませんでした。そこから、今の事業が本格的に動き出しました。

Q

御社に協賛した企業様が、実際に得られている具体的な成果や変化はどのようなものがありますか?

率直に申し上げると、協賛いただいたからといって、すぐに売上が上がるような企画ではないと考えています。数百万円の協賛で同額以上の売上が立つかというと、そこを目的にすると、少し性質の異なる価値になります。ただ、その一方で、得られる変化は確実にあります。まず一つは、企業のブランディングです。地域の若い選手を応援している企業として認知されることで、採用活動や対外的なイメージにプラスに働いているという声を実際にいただいています。

選手の写真を使ったり、取り組みを発信したりすることで、会社の姿勢を伝えやすくなります。さらに、選手との接点を通じて、人材との出会いが生まれるケースもあります。シーズンを通じて関係性ができることで、そのまま採用につながる可能性も生まれます。短期的な成果というより、地域や人とのつながりを通じて、中長期的な価値を実感していただいている印象です。

Q

現時点での目標や将来のビジョンについて教えてください。

今の目標は明確です。それは本拠地である神姫バスキッピースタジアムを満員にすることです。現状はまだ観客数も少なく、興行として十分な収益が出ているとは言えません。ただ、ここが埋まることで、選手の価値が高まり、企業の関心が集まり、地域全体に活気が生まれる。そうした好循環が生まれると考えています。その先に描いているのは、この三田という地域に全国から若い選手が集まり、ここに来れば夢に近づけると思ってもらえる環境をつくることです。

野球の技術だけでなく、人として成長し、次のキャリアまで見据えられる場所にしたい。だからこそ、企業とのつながりやセカンドキャリアの仕組みづくりにも力を入れています。将来的には、球団も会社も私個人に依存しない形で回る組織にしていきたいと考えています。誰かにバトンを渡しても続いていく、そんな持続性のある事業へと成長させることが、私の描くビジョンです。

(取材者:大神田のコメント)地域プロ野球を単なるスポーツ事業ではなく、「地域活性」と「若者の未来づくり」の場として本気で向き合う姿勢がとても印象的でした!また、広告代理店としての視点と球団経営を掛け合わせ、地域・企業・選手をつなぐ仕組みを築こうとする挑戦に、強い熱量と覚悟をインタビュー通して感じました!

企業名
株式会社ヒーロー・インタヴュー
代表者
川崎 大介
所在地
兵庫県三田市天神1-5-33 三田市商工会館208号
設立
2019年10月
事業内容
  • ・広告代理業
  • ・地域プロ野球リーグ「さわかみ関西地域プロ野球リーグ」所属球団『兵庫ブレイバーズ』の経営
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