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INTERVIEW

ボイスリー株式会社 / 西田 悠二

忙しい営業現場で、真に使えるサービスを追究する

KEIEISYA PRIME

経歴

立命館大学卒業後、オムロン株式会社に法人営業として入社。3年後、芸能プロダクション傘下でシンガーソングライターとして2年間活動。その後、フルコミッション営業へ転身し、複数のベンチャー系営業会社でトップセールスを記録した。スーパーバイザーや管理職として営業育成にも従事。ベンチャー投資会社で取締役兼営業部長を務めた後、2017年に現在のAIDホールディングス株式会社を創業。現在はボイスリー株式会社を立ち上げ、営業特化型AIサービス「Voicely」の開発・提供を通じて、営業現場の最適化に取り組んでいる。

Q

御社の事業内容を教えてください。

弊社は、営業に特化したスマートフォン向けWebアプリ「Voicely」を開発・提供しています。商談後、営業担当者がスマートフォンに30秒ほど話しかけるだけで、顧客情報の整理やデータベースへの登録、商談記録、タスク管理まで完結できる仕組みです。オンライン商談の議事録も取り込み、次のアポイント前に必要な情報へすぐアクセスできる環境も整えています。

私自身、営業として1日に何件もの商談を重ねる中で、記録や管理業務に時間を奪われ、お客様と向き合う時間が削られることに強い課題を感じてきました。既存のCRMは管理する側には便利でも、忙しい営業担当者にとって入力そのものが負担になることも少なくありません。だからこそ、営業を管理の都合に合わせるのではなく、営業現場に管理を合わせたい。その想いから生まれたのがVoicelyです。面倒な作業をできる限り自動化し、営業が本来の仕事である「売ること」に集中できる環境づくりを目指しています。

Q

AIの進化によって、営業職はどう変わると考えていますか?

私は、AIが営業という仕事を奪うとは思っていません。むしろ、対人において感情を揺さぶる、信用を得るといった行為は人間にかできないので、営業という仕事は最後まで残り続ける仕事の1つだと思っています。

しかし営業現場では、商談後の記録やタスク整理といった作業が大きな負担になっています。私は、AIは営業を置き換える存在ではなく、その負担を減らし、営業力を最大限に引き出すパートナーであるべきだと考えています。その分、お客様と向き合う時間を増やし、より良い提案や信頼関係づくりに力を注ぐことができるはずです。営業最適化ができれば、営業パフォーマンスが最大化し、結果、業績が最大化することを実体験から知っています。我々が最も発したいメッセージは、これまでの「管理最適化」ではなく、「営業最適化」に発想を転換してみませんか?という大きな提案です。

Q

経営において大切にされていることを教えてください。

私が経営で一番大切にしているのは、経済的な成功や肩書きだけで人を判断しないことです。もちろん、会社を経営する以上、成果を出し、事業を成長させることは重要です。ただ、それ以上に、人間性や精神性、普段の言動や姿勢を大切にしたいと考えています。どれだけ仕事ができても、人として信頼できなければ、長く一緒に歩んでいくことは難しいと思うんです。

私が最終的に一緒にいたいと思えるのは、ビジネスなどの利害関係を超えて、楽しくて穏やかな時間を一緒に過ごせる人です。子どもの頃、友達と遊ぶ時に損得を考えなかったように、ただ一緒にいて楽しいと思える感覚こそ、人との関係の本質ではないでしょうか。だから経営においても、目先の利益だけを追うのではなく、相手と誠実に向き合い、信頼関係を築くことを大切にしたいと考えています。会社の成長と人としての在り方、その両方を大事にしながら進んでいくことが、私の経営の軸です。

Q

現時点での目標や将来のビジョンについて教えてください。

まずはVoicelyを一人でも多くの人に届けることが目標です。会員数1万人を達成し、その先は10万人、100万人へと広げていきたいと考えています。そして将来的には、営業に関わるさまざまなサービスが集まり、営業担当者が日常的に使うプラットフォームへ成長させたいです。

ただ、私が本当に実現したいのは、単にサービスを普及させたり、市場を広げたりすることだけではありません。忙しい経営者や営業担当者が商談後の記録や事務作業に追われ、夜遅くまで、休日まで仕事を抱えるような、現場の苦しみを少しでも減らしたいです。その時間をお客様と向き合うことや、本来やるべき営業活動に使えるようにしたい。そして仕事が終わった後には、自分自身や家族との時間を持てるような人生の余白も増やしていきたいと考えています。営業の働き方そのものを変え、より多くのビジネスパーソンが幸せに働ける世界をつくることが、私の目指す未来です。

(取材者:礒辺のコメント)西田様のお話から、Voicelyが単なる業務効率化ツールではなく、営業の働き方そのものを変える挑戦だと感じました。営業現場での原体験を起点に、使う側の目線を貫いている点に大きな説得力があり、人間性や信頼関係を大切にする西田様の思想が、サービスの機能と未来像に一貫して息づいていました。

企業名
ボイスリー株式会社
代表者
西田 悠二
所在地
東京都港区赤坂8-4-14 青山タワープレイス8F
設立
2026年2月
事業内容
  • ・営業支援アプリの開発・提供
  • ・営業業務の効率化・自動化支援
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