私が運営しているのは、リラクゼーションサロンです。現在は「忍者ストレッチ」と「ストレッチマジック」という二つのサービスを展開しています。

忍者ストレッチは店舗で行い、ストレッチマジックは出張で対応しています。腰痛や肩こりなど、体の不調を抱える方が多いですが、私たちはただ体をほぐすのではなく、心まで軽くなるような時間をお届けしたいと考えています。

最大の特徴は、二人同時で施術を行う点です。30分という短い時間で全身を整えられる効率的なスタイルで、特に多忙に過ごされている方にご好評をいただいています。また、ストレッチマジックは完全紹介制で、信頼関係を大切にしながら深いケアを提供しています。

起業してからは、想像していなかった苦労の連続でした。中でも一番大きかったのは資金面のプレッシャーで、経営と生活の両立は思っていた以上に厳しいものでした。どうしたら乗り越えられるのか、眠れない夜を何度も過ごしました。

それでも少しずつ、「この状況をどう楽しむか」を考えられるようになったのは、自分の中で大きな変化でした。私はもともと計画を立てて動くよりも、その場で考えて行動するタイプです。多くの困難を経験して、想定外の出来事も当たり前のように受け入れられるようになりました。

うまくいかないことも含めて、自分の物語の一部だと感じています。苦しさの中にこそ学びがあり、その先には新しい景色がある。大変な時間さえ、人生を味わう大切な瞬間です。

一緒に働くうえで一番大切にしているのは、「仕事を心から楽しめるかどうか」です。ストレッチや整体の技術は、練習すれば誰でも身につきます。ただ楽しむ気持ちや前向きさは、人の中からしか生まれません。お客様との会話を楽しみながら、その場を明るくできる人や、人と関わることが好きな人に向いている仕事だと思います。

忍者というユニークなテーマもあるので、少し遊び心や柔軟さを持っている人なら、きっと楽しめるはずです。真面目さも大切ですが、「おもしろそう」「やってみたい」と素直に感じられることのほうが、ずっと大事だと思っています。

従業員との距離感は近く、仕事のやりがいや喜びを一緒に感じながら、前向きに楽しさを共有できる仲間と働きたいと考えています。

私の今後の目標は、必ず海外に店を持つことです。海外で挑戦することは死ぬまでに達成したいと思っています。忍者の需要については、日本の誇るべき文化だと思っており国内外問わず、展開を視野に入れております。例えば、日本人向けならどのような方が好感を持ってくれるのか、海外の方ならどのようなものに興味を持ってくれるのか日々、ワクワクしながら考えています。

だからこそ、私の得意とするリラクゼーションサロンの経営を軸に、店舗展開を進めながら海外進出を実現させたいです。かっこいいからという理由も正直ありますが、それ以上に自分の可能性を試したい気持ちが強いです。挑戦を楽しみながら、必ず海外で勝負したいと思っています。

経営者としてどうあるべきかよりも、一人の人間としてどう生きたいかを大切にしたいです。人生を味わいながら、今という時間を本気で楽しむこと。それが私にとっての経営の軸であり、明日へ進むための原動力になっています。