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INTERVIEW

エフ・ツー・シー株式会社 / 堅本 康彦

理念を成長に変える戦略シナリオ職人

KEIEISYA PRIME

経歴

営業職として商流と顧客心理を学び、ミスミグループ本社で新規事業の立ち上げ、ソフトバンクグループのディーコープで間接材のコスト削減支援を経験。エイチ・ツー・オー綜合研究所では、医薬品・化粧品メーカーのマーケティング戦略支援に従事。2007 年 5 月にエフ・ツー・シー株式会社を設立。現在は、エフェクチュエーションとサービス・ドミナント・ロジックを活用した伴走支援を軸に、新規事業開発や既存事業の成⾧戦略、顧客価値の検証、販売・販促プロセスの仕組み化、健康経営・医療接続などの領域で企業支援を行っている。

Q

御社の事業内容を教えてください。

弊社は、中小ベンチャー企業やスタートアップ企業に対して、成⾧戦略の構築、既存事業のバリューアップ、ピボットなどを支援している会社です。特に多いのは、創業から 3 年~5 年ほど経ち、一定の売上や顧客基盤はあるものの、次の成⾧に向けた打ち手が見えにくくなっている企業様からのご相談です。

私たちが大切にしているのは、いきなり売りに行かないことです。まず、経営者の思いや企業理念を整理し、「誰のどのような課題を、なぜ解決するのか」を明確にします。そのうえで、市場や顧客を深く理解し、商品やサービスの価値、販売・販促の導線までを一本の線でつなげていきます。単なるマーケティング施策の提供ではなく、理念、顧客価値、事業成⾧を経営に実装していく伴走役。それが私たちの役割です。

Q

支援に入る際、最初に必ず確認していることはありますか。

支援に入る際、まず確認しているのは、「誰のどのような課題を、なぜ解決するのか」という点です。売上を伸ばしたい、販促を強化したいという相談は多いのですが、そこだけを見てすぐに広告や営業資料を整えても、土台が曖昧なままでは十分に機能しません。だからこそ最初に、経営者の思いや企業理念、顧客に届けたい価値を整理します。あわせて、お客様との相性や信頼関係も大切にしています。

私たちは、答えを一方的に渡すコンサルティングではなく、壁打ちやコーチングに近い形で伴走します。そのため、経営者自身が考え、自分の言葉で判断できる状態をつくることが重要だと考えています。最初の段階でそこを丁寧に見極めることで、事業を自分ごととして動かせる支援につながると考えています。

Q

経営者自身の言葉で整理することが、なぜ事業成長に重要なのでしょうか。

経営者自身の言葉で整理することは、事業を自分ごととして動かすために欠かせないと考えています。外部のコンサルタントがきれいな言葉を持ってきても、それが社⾧自身の原体験や解釈から出たものでなければ、どこかよそ行きの言葉になってしまいます。社内に伝えたときにも、「社⾧がいつも言っていることと違うな」と受け止められてしまうかもしれません。そうなると、理念や戦略が浸透せず、結果的に属人的な状態から抜け出せなくなってしまいます。

だからこそ私たちは、答えを渡すのではなく、問いを立てながら経営者の中にある情報や思いを引き出していきます。自分の言葉で判断し、社内に共有できるようになることで、初めて組織が同じ方向を向き、再現性を持って事業を伸ばしていけるのだと思います。

Q

現時点での目標や将来のビジョンについて教えてください。

現時点では、これまで培ってきた事業づくりやマーケティングのメソッドを、より多くの方が活用できる形にしていきたいと考えています。現在は AI を含めたテクノロジーも発展しているため、私たちのノウハウを標準化し、コミュニティのような場を通じて、自走できる経営者を増やしていきたいですね。その先で取り組みたいのが、社会課題の解決です。特に医療領域には強い関心があり、まずは健康経営優良法人認定を取得した企業に対して、認定後のサポートを形にしようとしています。

健診やストレスチェック後に、産業保健師やオンライン診療へ適切につなげる仕組みを整えることで、従業員の不調を早期に把握し、働く環境の改善につなげていきたいと考えています。将来的には、医療の偏在や地域医療の課題解決にもつながる仕組みに育てていきたいです。

(取材者:大神田のコメント)単なるマーケティング支援ではなく、顧客理解を起点に事業の芯を整え、成長へ導く伴走への想いが強く伝わってきました。また、経営者自身の言葉を大切にしながら、再現性ある成長を支えるお考えがとても印象的でした。

企業名
エフ・ツー・シー株式会社
代表者
堅本 康彦
所在地
東京都江東区豊洲5-5-1
設立
2007年5月
事業内容
  • ・中小・ベンチャー・スタートアップ企業の新規事業立ち上げ・成長支援
  • ・顧客理解、事業戦略、マーケティング、販促・販売の仕組み化支援
  • ・健康経営優良法人認定後の実装支援、健診後フォロー・医療接続・行動変容支援
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