ホームインタビュー記事一覧株式会社コスモグラフ_山川 拓実

INTERVIEW

株式会社コスモグラフ / 山川 拓実

基準に従う存在から基準になる存在へ

KEIEISYA PRIME

経歴

24歳で法曹の道を諦め、法人設立。高校時代に祖父から譲り受けた腕時計をきっかけに時計の魅力に魅了され、会社経営に専念するため法曹の道を断つ。同業界で海外卸など貿易があまり行われていないところに目をつけ、海外卸事業を展開。設立3年半で凄まじい勢いで急成長を遂げ、少数精鋭で出社を強制しない自由な働き方を実践する異例のベンチャー企業代表である

Q

御社の事業内容について教えてください。

高級時計とブランドバッグの海外卸を主軸に、国内の買取店や小売店から商品を買い上げ、海外の法人様へ輸出するBtoB事業を展開しています。日本の法人様と海外の法人様の間に立ち、卸先は中国や香港が中心です。現地の取引先と直接やり取りを行い、市場動向やコピー事情の情報を仕入れ判断に反映しています。

時計やバッグは特定の高級ブランドに特化し、分野を広げず専門性を追求しています。現行モデルを日々数多く扱い、本物を見続けてきた経験をもとに真贋を判断しています。国内の個人のお客様からの買取や販売にも対応し、適正な価格提示と丁寧な説明を徹底しています。さらに、安心して取引できる環境づくりを大切にしています。また、地元では公立の母校の中にオフィスを入れるなど異例の取組を行うなど、地元社会に貢献しています。

Q

御社ならではの差別化ポイントや他社にはない強みはなんですか?

年数よりも経験値がものを言う世界だと考えています。月に何百本もの現行モデルを実際に買い取り、本物を日々見続けているため、研修やマニュアルでは身につかない真贋の感覚があります。画面や写真では分からない違いも、実物に触れた瞬間の仕上げやバリの取り方、滑らかさで判断できます。

こうした感覚は講習で学ぶものではなく、現場で数を重ねる中で自然と身についたものです。さらに中国の取引先と直接やり取りを行い、最新のコピー事情や現地の情報を常に共有しています。そのため日本にまだ入っていない知識も把握できています。扱う分野をあえて広げず、専門性を絞り込んでいる点も強みです。利益追求だけに走らず、適正なものを適正な価格で提供し、信頼を積み重ねる姿勢を徹底していることが他社にはない価値だと考えています。

Q

初めて高級時計を売買する方へ、失敗しないための本質を教えてください。

高級時計を初めて売買する際に大切な点は、金額やブランド名だけで判断しないことです。高い商品だからこそ、相手の会社がどのような姿勢で事業を行っているかを確認してください。利益を優先して訳あり品を黙って販売する会社もあります。適正なものを適正な価格で提示する相手かどうかが重要です。相場は必ず複数の買取店に聞き、比較して把握します。

真贋は資格よりも経験が物を言います。現場で本物を何百本も見て触ってきた人間は、触った瞬間の滑らかさや仕上げ、バリの取り方で違和感を察知できます。説明を求めた際に根拠を具体的に伝えられるかも判断材料になります。不安が残る場合は即決せず、購入先に確認するなど安心材料を増やす行動が失敗を防ぎます。時計を好きで扱う人間かどうかも見極めてください。

Q

時計と後悔なく向き合うために大切なことは何ですか?

後悔を生まないためには、購入や売却の判断材料を十分に持つことが重要です。目先の相場や一時的な高騰だけで決めるのではなく、モデルごとの特性や生産状況、現在の流通量、今後の需給バランスまで把握した上で選択する必要があります。当社は日々多くの現行モデルを取り扱い、国内外の取引先から得られる情報も含めて市場の動きを分析しています。

海外、とくに中国の反応も参考にしながら、実勢価格の変化を常に確認しています。そうした情報と実物を何百本と見てきた経験をもとに、状態や価格の妥当性を具体的に説明し、根拠を示します。感情や雰囲気だけに流されず、事実に基づいて判断できる環境を整えることが、納得感のある取引につながり、長く愛用できる一本との出会いにつながると考えています。

(取材者:大神田のコメント)時計に対する深い愛情と強い信念が印象的なインタビューでした。利益よりも誠実さを大切にし、時計好きの人に寄り添おうとする姿勢にも強い共感を覚えるお話でした!

企業名
株式会社コスモグラフ
代表者
山川 拓実
所在地
埼玉県ふじみ野市中央区銀座
設立
2022年月
事業内容
  • ・貿易関連事業
URL