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INTERVIEW

株式会社EVERBLUE / 村上 達則

「家で生きる」 家族まで支える訪問看護

KEIEISYA PRIME

経歴

国立病院にて理学療法士としてキャリアを開始し、複数拠点での勤務を通じて、臨床経験と組織運営の実情を学んだ。組織課題への違和感から理想の医療を模索し、後輩との出会いを機に在宅医療への関心を深め、独立を決意。2024年2月に株式会社EVERBLUEを設立し、同年6月に訪問看護リハビリステーションを開設。2025年9月にはケアプランセンターを開設し、地域密着の在宅医療体制を構築。現在は、新生児から高齢者までの全年齢を対象に、在宅医療の普及に取り組んでいる。

Q

御社の事業内容を教えてください。

訪問看護リハビリステーションやケアプランセンターの運営を軸に、在宅医療を地域に根付かせることが、私たちの事業の根幹です。もともと医療は病院中心でしたが、これからは自宅での暮らしを支える時代へと変化しています。その中で、私たちは新生児から高齢者まで、年齢や疾患を問わず幅広く対応しています。看護師やリハビリ職がご自宅へ伺い、医療処置だけでなく、生活面や精神面のフォローまで一貫して行う点が特徴です。

また、介護保険と医療保険の両方を活用しながら、ケアマネジャーや病院と連携し、最適な支援体制を整えています。さらに、地域密着を大切にしており、単にサービスを提供するだけでなく、地域活動にも参加しながら認知を広げています。自宅で安心して暮らし続けたいという想いに寄り添い、その人らしい生活を支える伴走者でありたいと考えています。

Q

御社設立のきっかけを教えてください。

もともと私は国立病院で理学療法士として働き、転勤を重ねながら現場で経験を積む日々を送っていました。ただ、組織の中で働くうちに、不条理な空気に合わせなければならない状況や、努力が報われない現実に違和感を覚えるようになったのです。それでも我慢して続けていたものの、次第に「これは自分がやりたかった仕事なのか」という疑問が膨らんでいきました。そんなとき、訪問看護に携わる後輩との話を通じて、在宅という選択肢を知ることになります。

人と深く関われる仕事ができると感じ、これこそが自分の道だと確信しました。そこから施設見学や情報収集を重ね、最終的には独立を決断しました。自分が納得できる形で、人と向き合える環境をつくりたいという想いが、会社設立の原点になっています。

Q

訪問介護と訪問看護、役割の違いを教えてください。

「訪問介護」と「訪問看護」はよく混同されますが、役割ははっきりと違います。訪問介護は、いわゆる生活のサポートが中心で、掃除や食事、入浴など、日常生活を支えるお手伝いがメインになります。一方で、訪問看護は、そこに医療の視点が入るのが大きな違いです。看護師がご自宅に伺い、点滴や傷の処置、薬の管理といった医療行為ができるのは、訪問看護だけです。さらに、ただ処置をするだけではなく、体調の変化を見ながら医師に報告したり、必要に応じて指示を仰いだりと、医療と現場をつなぐ役割も担っています。

もちろん、入浴の介助なども行いますが、その中でも血圧や体調、排泄の状態までしっかり確認するため、同じ行為でも見ている視点が違います。生活を支えるのが訪問介護、医療を軸に生活全体を支えるのが訪問看護というイメージを持ってもらえると、分かりやすいと思います。

Q

訪問看護はどんなタイミングでのご利用が多いですか?

訪問看護は、自宅での生活に医療的な支援が必要になったタイミングで利用されることが多いです。代表的なのは、病院を退院するタイミングで、治療は終わったけれど、薬の管理や傷の処置、リハビリが必要な方がご自宅に戻られる際にご依頼をいただくケースです。もう一つは、もともと在宅で生活されている中で、体調が悪化したり、持病が進行したりしたときです。高齢の方であれば転倒や体力低下、小児であれば先天的な疾患を抱えた状態での在宅生活など、状況はさまざまです。

さらに、終末期で「最後は自宅で過ごしたい」というご希望からご相談を受けることもあります。最近ではSNS経由で直接ご連絡をいただくこともありますが、多くは病院の地域連携室やケアマネジャーからの紹介です。生活の中で医療的な不安が出てきたときが、最も分かりやすい利用のきっかけだと考えています。

(取材者:大神田のコメント)訪問看護は単なる医療サービスではなく、暮らしや人生そのものに寄り添う仕事であることが印象に残っています!「ファン」という理念や、スタッフの自由と責任を重んじる姿勢に、村上様の人柄と覚悟が表れており、強い感じました!

企業名
株式会社EVERBLUE
代表者
村上 達則
所在地
広島県福山市瀬戸町長和671-1
設立
2024年2月
事業内容
  • ・訪問看護リハビリステーションとケアプランセンターの運営
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