経歴
兵庫県出身。大学卒業後、経営コンサルティング会社に入社し、約20年にわたり大企業の戦略立案や大規模プロジェクトに従事。2000年代半ば、顧客からの勧めを機にネクセント株式会社を設立した。現在は、戦略を現場に根付かせる仕組みづくりに特化し、50人から500人規模の中堅・中小企業を中心に支援。ゴキゲンに躍動するチームを世の中に増やすことを掲げ、経営者の思いを守り続けるスチュワードシップを追求している。感情と合理性をつなぐ独自の経営支援。
Q
御社の事業内容を教えてください。
弊社は、一言で言えば、経営コンサルティングの会社です。ただ、単に戦略をつくって終わりではなく、戦略を現場で実行し続けるための仕組みづくりに特化しています。もともとは約20年間、大企業の大規模プロジェクトを中心に支援してきました。ですが、私たちが掲げているのは「ゴキゲンに躍動しているチームを世の中に増やす」ということです。そう考えたとき、働く人の多くは中小企業にいる。そこに向き合わないままでは、少し絵に描いた餅になってしまうなと思いました。
そこで、1年半ほど前から、50人から500人規模の中堅・中小企業へ軸を移しています。経営者が描いた戦略を、現場がドンヨリ受け止めるのではなく、自分たちで動き出せる状態にする。感情を押し殺すのではなく、ゴキゲンな力を活かして成果につなげる。それが弊社の事業です。
Q
戦略を実行する仕組みづくり」とは、具体的にどのような支援を行うのでしょうか?

私が思う「戦略を実行する仕組みづくり」とは、経営者さんが描いた戦略を、現場でちゃんと動き続ける形にすることです。いい戦略をつくる経営者さんは多いです。ただ、それが現場に降りた瞬間に、ドンヨリ受け止められたり、時間が経つにつれてトーンダウンしてしまうことがあります。そこを放っておくと、戦略は絵に描いた餅になってしまいます。
私たちは、経営者さんの思いを聞き、現場の人たちが何に戸惑い、どこで感情がズレているのかを見ていきます。その上で、誰が何をどう進めるのか、どう振り返り、どう改善していくのかを仕組みに落とし込む。単に計画表をつくるのではなく、現場がゴキゲンに動き出せる状態をつくる支援です。
Q
「ゴキゲンな現場」とは、具体的にどのような状態を指しているのでしょうか?
私が思う「ゴキゲンな現場」というのは、単にみんながニコニコしている状態ではないです。もちろん明るいに越したことはありませんが、大事なのは、現場の人たちが自分たちで動き出せる空気があるかどうかです。戦略は、最初からぴったりはまるものではありません。実行していく中で、うまくいかないこともあるし、紆余曲折もあります。そのときに、どんよりして「言われたからやる」だけになってしまうと、すぐに止まってしまう。
逆に、ゴキゲンな現場では、多少うまくいかなくても「もう一回やってみよう」と動けるんです。勘違いでもいいから前向きになっていると、人は実力以上の力を出せることがあります。感情を押し殺すのではなく、その力をうまく使いながら、チームが躍動している状態が、私の考えるゴキゲンな現場だと思います。
Q
現時点での目標や将来のビジョンについて教えてください。
現時点では、まず企業で働く人たちがゴキゲンに躍動できる状態を増やしていきたいと考えています。今の仕事は経営コンサルティングですから、直接のお客様は経営者さんです。ただ、経営者さん本人の何かを整えるというより、その方が率いる会社の現場がどう動くかを見ています。良い戦略があっても、働く人たちがドンヨリしていたら、やっぱり成果にはつながりにくいです。
なので、今は、中堅・中小企業を中心に、ゴキゲンな現場を増やすことに力を入れています。その先には、働く人の家族や友人、地域、コミュニティにも広げていきたい。もっと言えば、世の中みんなでゴキゲンにしようぜ、という空気をつくりたいんです。実現しないまま死ぬかもしれませんが、少なくとも自分たちの周りから、ゴキゲンを自分で実現するコミュニティを大きくしていきたいです。
(取材者:千葉のコメント)今回の取材を通じて感じたのは、額宮様が見ているのは「戦略」だけではなく、その先にいる「人」だということです。経営者の思いと現場の温度をつなぎ、組織が自分たちの力で動き出す状態をつくる。その姿勢こそが、ネクセント株式会社の支援の根幹にあるのだと感じました!

- 企業名
- ネクセント株式会社
- 代表者
- 額宮 良紀
- 所在地
- 東京都新宿区新宿2-15-22 S2ビル8階
- 設立
- 2006年8月
- 事業内容
-
- ・戦略実行に特化した経営コンサルティング
-
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