経歴
2004年、上場会社の映画会社へ新卒入社。社長室に配属され、M&Aや事業ポートフォリオ再構築に従事。伊豆シャボテン公園の立て直しなど企業再生を経験し、30歳で上場会社の社長に就任する。32歳で経営コンサルティング会社の株式会社スーツを設立し、中小・中堅企業の経営支援を展開。2022年12月に現在の株式会社スーツを新設。現在は代表取締役社長CEOとして、AIタスク管理ツール「スーツアップ」の開発・提供を通じ、日本の中小企業の生産性向上を目指している。
Q
御社設立のきっかけを教えてください。
私のキャリアは、ずっとM&Aや企業のバリューアップが中心でした。新卒で入った上場会社の映画会社では企業再生や経営に携わり、30歳の頃には社長も経験しています。その後、32歳で経営コンサルティング会社の株式会社スーツを立ち上げ、中小・中堅企業を近い距離で支援してきました。
その中で特に重視していたのが、「誰が、何の仕事を、いつまでにやるのか」を明確にするチームマネジメントです。これだけで利益が大きく改善する会社を何社も見てきました。
だったら、このノウハウをシステムにすれば、もっと多くの会社に貢献できる。そう考えて開発を始め、2022年12月に現在の株式会社スーツを新設しました。コンサルティングだけでは届く会社に限界があります。だからこそ、テクノロジーを使ってより多くの中小企業の生産性を底上げしたいと考えたことが、設立の大きなきっかけです。
Q
御社ならではの強みはなんですか?

タスク管理ツールはすでに世の中にたくさんあります。ただ、中小企業の現場を見ていると、「難しくて使い続けられない」というケースが本当に多いんです。結局、Excelやスプレッドシートに戻ってしまう。それなら、日本のビジネスパーソンが慣れている表の入力画面で、もっと簡単に使えるものを作れないかと考えました。
そのためAIタスク管理ツール「スーツアップ」では、Excelやスプレッドシートのような表形式のインターフェースを採用しています。さらに、本当に難しいのは管理することよりも、「何をやるべきか」を決めることなんですよね。そこで、AIもプロンプトではなくキーワードを入れるだけで必要なタスクを提案できるようにしました。
ITリテラシーが高い人だけではなく、誰でも直感的に使えて、無理なく使い続けられる。そのためにテクノロジーを使っていることが、私たちならではの強みだと思っています。
Q
大きな投資を決断した理由を教えてください。
一番大きいのは、これは自分の後半人生をかけて取り組めるテーマだと思ったからです。私はこれまで、中小・中堅企業のバリューアップや経営支援を続ける中で、日本の中小企業には生産性を上げられる余地がものすごくあると感じてきました。
日本では多くの人が中小企業で働いていますし、これから人口も減っていく。そう考えると、一人ひとりがもっと効率よく働ける環境をつくることは、日本全体にとって重要だと思っています。だから、手元資金も入れましたし、コンサルで得たお金も全てシステム開発に回してきました。
開発には4年以上かかり、投資額も大きくなっています。それでも続けているのは、AIタスク管理ツール「スーツアップ」ならITリテラシーが高くない中小企業にも届くという確信があるからです。私にとって、このサービスは単なるSaaSではなく、日本の中小企業の働き方を変えるためのアプローチなんです。
Q
現時点での目標や将来のビジョンについて教えてください。
現時点での大きな目標は、AIタスク管理ツール「スーツアップ」を、より多くの中小・中堅企業に使っていただくことです。まずは正規版としてより良いサービスにし、事業として広げていきたいと考えています。その過程では、PEファンドやVCなどプロの投資家からもご出資いただいているので、一つのマイルストーンとしてIPOも目指しています。
ただ、IPO自体がゴールではありません。私が本当にやりたいのは、日本の中小企業の生産性を上げることです。日本では多くの人が中小企業で働いていて、これから人口も減っていく。その中で、一人ひとりがもっと効率よく働ける環境をつくらないといけないと思っています。
AIタスク管理ツール「スーツアップ」は、そのための一つのアプローチにすぎません。一社でも、一人でも多くの方に使っていただき、「当たり前のことを当たり前にやれる会社」を増やしていきたいですね。
(担当者:礒辺のコメント) 小松さんのお話から、「凡事徹底」を貫く経営哲学の強さを感じました。20年以上の経営経験をテクノロジーに落とし込み、日本の中小企業の生産性向上に挑む姿勢が印象的でした。

- 企業名
- 株式会社スーツ
- 代表者
- 小松 裕介
- 所在地
- 東京都千代田区九段南4丁目6番13号ニュー九段マンション301号
- 設立
- 2022年12月
- 事業内容
-
- ・経営支援クラウド事業
- ・経営支援事業
- ・投資銀行事業
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