経歴
2018年、岡山から上京し、鎌倉の1LDK自宅一室を有料版ホームステイとしてAirbnbに掲載し、民泊事業を開始。民泊新法制定を機に民泊管理バンクを立ち上げ、コロナ禍ではSEO運用代行をフリーランスで展開。2023年、民泊市場回復に合わせて民泊運営代行を再始動。SEO集客を強みに24時間対応体制を構築。法人4期目で売上と利益の成長を実現し、現在は株式会社BizPato代表として宿泊事業の拡大と次世代の宿泊モデル構築に挑む。
Q
御社の事業内容について教えてください。
民泊の運営代行を主軸に、宿泊施設の収益最大化と運営品質の向上を支援しています。具体的には、予約管理や料金調整、清掃や備品手配、ゲストからの問い合わせ対応までを一気通貫で担い、24時間体制でホテルとほぼ同等レベルのカスタマー対応を行っています。トラブルが起きにくい運営体制を整えることで、ゲスト満足度の向上と安定した評価獲得につなげています。
あわせて、自社直営の民泊運営を行っており、そこで得た実務ベースの知見や改善点を運営代行にも反映しています。
また、SEOを中心としたウェブ集客力を強みとしており、自社サイトや広告、SNSを活用して直接予約を獲得できる仕組みを構築しています。外部予約サイトへの依存を抑えることで、手数料削減や単価向上を実現し、立地条件に左右されにくい安定した集客を可能にしています。
Q
御社設立のきっかけを教えてください。
良いビジネスパートナーでありたいという思いから会社を設立しました。もともとはSEOの運用代行から事業を始めており、実際に結果は出せていたものの、受託という形の中でどうしてもお客様のご予算に合わせる必要があり、本当の意味でやりきれていないという感覚がありました。もっとお客様の価値を最大限に引き出したいと考えるようになりました。
そうした中で、大学1年生の時に自分自身でも経験していた民泊に改めて可能性を感じ、コロナ禍が明けて民泊市場が盛り上がってきたタイミングで、SEOで培ってきたスキルをすべて使い、民泊代行に本気で取り組むことを決めました。民泊代行というキーワードで検索上位を獲得でき、これならサービス提供側としてしっかり価値を出せると確信し、法人化に踏み切ったことが設立のきっかけです。
Q
起業をするにあたって直面した壁や苦労はありますか?
起業して最初に直面した印象的な壁は、集客と売上の問題でした。テレアポやメール営業をしても鳴かず飛ばずで、紹介もほとんどなく、なかなか売上が立たない時期が続いた中で何が足りないのかを考えながら試行錯誤を重ねてきました。
そこからSEOを改善し、民泊代行で検索上位を取れたことで問い合わせは一気に増えましたが、実績がゼロのため、すぐに売上が入らないという次の壁にも直面しました。契約から着金まで3か月ほどかかる中で、資金や人手の課題とも向き合う必要があり、経営の厳しさを実感しました。採用や組織づくりの経験もない中で、クオリティをどう安定させるかを考え続ける日々でした。集客、採用、組織づくりという複数の課題を同時に乗り越えようとした経験が、経営者としての判断力や覚悟を鍛え、今の基盤を作ってくれたと感じています。
Q
経営者になって良かったことはありますか?
経営者になって良かったと感じるのは、見える世界のスケールが一気に広がったことです。個人でやっていた頃は、数十万、数百万の範囲がどうしても限界でしたが、一緒に動いてくれるメンバーが増えることで、今まで絶対に無理だと思っていた規模の話が現実的に見えるようになりました。
戸建て一軒の民泊運営が限界だったところから、一棟で数十室あるアパートメントホテルの運営、さらには将来的なホテル開発まで視野に入るようになり、自分一人では想像もできなかった景色が見えています。人が増えることで意思決定の幅も広がり、挑戦できる選択肢が増えていく感覚があります。役割を分担し、それぞれの強みを掛け合わせることで、事業のスピードや可能性が大きく広がっていきます。こうした変化を日々実感できることが、経営者になって本当に良かったと感じる点です。
Q
御社ならではの差別化ポイントや他社にはない強みはなんですか?

民泊運営代行における24時間のゲスト対応力と、Web集客力を掛け合わせている点です。Airbnbなどの予約後の問い合わせ対応を、ホテルとほぼ同等のクオリティで行い、チェックイン前後の質問やトラブルにも迅速に対応できる体制を整えています。その結果、ゲスト満足度の安定につながり、継続的な高評価の獲得にも寄与しています。実際に自社でも直営の民泊を運営しているため、現場で起きやすい課題や改善点を把握したうえで、実務ベースで対応できるのが特徴です。
さらに、もともとSEOの運用代行を行ってきた経験があり、自社のホームページやSNS、広告を活用して直接予約を獲得できます。外部予約サイトに依存せず、単価向上と立地条件に左右されにくい集客を両立できる点が、他社にはない差別化ポイントだと考えています。
Q
現時点での目標や将来のビジョンについて教えてください。
民泊運営代行を軸に宿泊事業を着実に成長させ、将来的には世界五大陸で、それぞれの土地らしさを体験できる宿を展開していくことを目標としています。私は岡山で育ち、留学やバックパッカーとして海外を回る中で、旅は人生の中でも特に記憶に残り、人の価値観や人生観を大きく広げてくれる体験だと実感してきました。だからこそ、ただ寝泊まりするだけの場所ではなく、時間が経ってからふと思い出し、誰かに自然と語りたくなるような宿を作りたいと考えています。
また現在取り組んでいる民泊代行で培ってきた運営力や24時間対応の体制とWeb集客力を活かし、立地条件に左右されずに選ばれる宿泊ブランドを育てていきたいです。その積み重ねの先に、ホテル開発という新たな挑戦にも前向きに取り組み、より多くの人の記憶に残る体験を提供できる存在を目指しています。
(取材者:大神田のコメント)SEOで上位に入るために、トライアンドエラーの数を圧倒的に多く行なってこられたのだとインタビューを通して印象を受けました。

- 企業名
- 株式会社BizPato
- 代表者
- 高橋 拓真
- 所在地
- 東京都町田市原町田6-9-8 アエタ4階
- 設立
- 2023年1月
- 事業内容
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- ・民泊運営代行
- ・一棟貸しの宿泊施設運営
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