経歴
大学院では天文学を研究し、データ解析を通じてプログラミングに親しんだ。修了後はSIerでSEとして勤務し、ITが社会インフラを支える力を実感。2023年、大阪府堺市で株式会社MICHIを設立。大人向けのペン習字・書道教室「おとな書院®︎」、小中学生向けの「こども書塾®︎」を開校し、HP制作やLINE公式アカウント構築などのIT支援も展開。書く楽しさとデジタル活用をつなぎ、教室運営とマーケティング支援の両面から事業を拡大。
Q
御社の事業内容を教えてください。

弊社は、デジタルとアナログの両輪で価値を届ける会社です。中心事業は、大人に特化したペン習字・書道教室の運営です。もともとは「大人が仕事終わりに集中して学べる場所があればよいのではないか」という想いから始まり、現在は子ども向けの教室や、企業研修としてのペン字指導にも展開しています。単に字をきれいにするだけではなく、書くことそのものを楽しみ、自己表現を通じて人生を豊かにできる場をつくりたいと考えています。
一方、IT領域では、個人事業主や中小企業に向けたホームページ制作、公式LINEの構築、サービスの魅力を適切に伝えるための発信支援も行っています。書道というアナログな価値を大切にしながら、ITの力で必要な情報をきちんと届けること。それが私たちの事業の軸です。
Q
御社設立のきっかけを教えてください。
設立のきっかけは、ITの仕事に携わる中で、あらためて「書くこと」の価値を感じたことでした。前職ではSIerのSEとして働き、パソコン一つで社会インフラに関われるITの面白さを感じていました。一方で、ITやAIがますます便利になるほど、人間が生きがいとして大切にできるものは何かを考えるようになりました。その中で、自分自身が以前から好きだった「書くこと」や、自己表現としての書道に可能性を見いだしたのです。
最初は、大人が仕事終わりに集中して学べる教室があればよいのではないかという想いから、試行的な形で小さく始めました。起業に強い憧れがあったというより、30歳を前にした時期でもあり、会社を辞めなければできないことに挑戦したいと感じていました。妻にも書道の経験があり、一緒に事業を進める中で、家族の後押しもあり、設立に踏み切りました。
Q
一般的な書道教室と比べて、御社の講師に求められる役割はどのように違いますか?
一般的な書道教室と比べると、私たちの講師に求められる役割は、ただ字の書き方を教えることだけではありません。もちろん、ペン字や書道の技術を分かりやすく伝えることは大切です。ただ、当社の教室は「字を上達させる場所」であると同時に、大人の方が仕事終わりに集中して学び、書くことを通じて日々を少し豊かにできる場所でもあります。
だからこそ、講師には生徒さん一人ひとりに寄り添い、何気ない会話やコミュニケーションも大切にしてほしいと思っています。賞を目指すことだけを目的とするのではなく、書くこと自体が楽しく、通う時間そのものが楽しみだと思っていただける場をつくることが大切です。当社のテキストや考え方を理解した上で、生徒さんと一緒に教室の空気を育てていける方が適していると思います。
Q
現時点での目標や将来のビジョンについて教えてください。
今後の目標は、大人が学べる場所、大人が楽しく過ごせる場所を少しずつ増やしていくことです。実際に教室を運営する中で、大人になってから字を書くことに向き合える場があるのは、非常に価値のあることだと感じています。仕事終わりに集中して学んだり、書くことを通じて自己表現を楽しんだりできる場所を、今後は他の地域にも広げていきたいです。
実際に新潟県の方からお問い合わせをいただいたこともあり、近くにこのような場が欲しいと思っている方に、きちんと届けたいという思いは強くあります。一方で、ただ一気に広げるのではなく、同じ考え方で教室を任せられる方と出会いながら、慎重に進めていきたいです。そして、そこに集まる方々の課題を、ITの技術も活用しながら解決できるような場所にしていく。それが、現時点で描いているビジョンです。
(取材者:大神田のコメント)デジタルとアナログを対立させるのではなく、どちらも大切にしながら価値を届けるという想いが印象的でした!書くことを単なる技術ではなく、人生を豊かにする時間として捉えている点に、髙田様の誠実な人柄とMICHIならではの温かさを感じました!
- 企業名
- 株式会社MICHI
- 代表者
- 髙田 勝太
- 所在地
- 大阪府堺市北区長曽根町3番地 シュライククリエイティブセンター801号室
- 設立
- 2023年9月
- 事業内容
-
- ・ペン習字/書道教室「おとな書院®︎」「こども書塾®︎」の企画・運営・指導
- ・IT/マーケティング支援
- ・書道パフォーマンス等、和文化イベント企画・運営
-
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