経歴
2025年7月、デジタルマーケティングを活用したメディア事業を手がける株式会社ユトリアを設立。学生時代から抹茶ブランドの海外展開に携わり、商品企画、SNS運用、SEOメディア運営、海外マーケティングを経験。2026年2月にメディア事業を譲渡し、同月より日本の伝統工芸品であるだるまの魅力を発信する「Daruma Times」を運営。現在は、現代的なデザインを掛け合わせた”だるまブランド”「YOHΛKU TOKYO」の立ち上げを推進している。
Q
御社の事業内容を教えてください。
私たちは、日本の伝統工芸品である”だるま”を現代の感性に合わせて再編集し、”アートだるま”や”デザイナーズだるま”として企画・販売しています。従来の赤い縁起物としての”だるま”にとどまらず、デザインやアートの要素を加えることで、インテリア、ギフト、コレクターズアイテム、法人向けモニュメントなど、さまざまな用途へ広げていきたいと考えています。
製造は自社で一から行うのではなく、パートナー工房にデザインを共有し、OEMの形で制作していただいています。その上で、私たちがEC、ポップアップ、メディア、SNS、法人営業など複数のチャネルを活用し、国内外のお客様へ届けています。特に現在は、インバウンドや海外のお客様から日本文化や工芸品への注目が高まっています。だからこそ、”だるま”が持つ願掛けや縁起物としての価値を残しながら、若い世代や海外のお客様にも手に取っていただけるプロダクトにしていきたいと考えています。
Q
価格帯が高くても選ばれる”だるま”には、どのような価値があると考えていますか?
価格帯が高くても”選ばれるだるま”には、単なる縁起物を超えた価値があると考えています。これまでの”だるま”は、年始に買って願掛けをするもの、受験や商売繁盛のために置くものというイメージが強かったと思います。ただ、現在はそこにアートやデザインの要素が加わることで、インテリアやギフト、コレクターズアイテムとしての価値が生まれています。
特に海外のお客様やインバウンドの方は、日本らしさだけでなく、見た瞬間に面白い、飾りたい、集めたいと思えるビジュアルに反応してくださることが多いです。昔ながらの文化をそのまま押し出すのではなく、今の価値観に合う形へ再編集することで、高単価でも選ばれるプロダクトになると感じています。もう一つ大きいのは、”だるま”には願いを込められることです。右目に目標を書き入れ、達成したら左目を書き入れる。その体験自体が、自分の意思や節目を形に残す行為になります。だからこそ、ただの置物ではなく、思いや願いを託せる存在として価値があると考えています。
Q
御社の差別化ポイントや他社にはない強みを教えてください。
私たちの強みは、”だるま”を単に仕入れて販売するのではなく、企画から販売チャネルの設計まで一気通貫で担えることです。現在は複数の工房と連携を進めており、供給量を安定的に担保できる体制づくりを早い段階から進めています。伝統工芸品は作り手との関係性が非常に大切であるため、そこを大事にしながら、事業として伸ばせる形を構築しています。
もう一つは、柔軟な商品開発です。商社やセレクトショップの要望に合わせて、”オリジナルのデザインだるま”を企画することもできます。デザイナーもアサインしているため、店舗や顧客層に合わせた提案がしやすい点は大きな特徴です。さらに、ベンチャーならではのスピード感もあります。納期、対応、コミュニケーションの速さは、他社にはない武器だと考えています。日本の伝統工芸の良さを残しながら、今の市場に合う形へ素早く再編集できることが、私たちの差別化ポイントです。
Q
現時点での目標や将来のビジョンについて教えてください。

現時点での目標は、まず”だるま”を今の時代に合う形で広げていくことです。従来の縁起物としての価値を残しながら、アートやデザインを掛け合わせることで、インテリア、ギフト、法人向けモニュメント、海外向けのお土産など、より幅広い用途で手に取ってもらえるプロダクトにしていきたいと考えています。
将来的には、”だるま”を皮切りに、ほかの縁起物や日本の伝統工芸品も手がけていきたいと考えています。会社のテーマとして掲げているのは、日本の文化・伝統工芸品を世界のアイコンにすることです。海外の方がそれを見た時に、「これは日本だ」と自然に想起する状態をつくりたいと考えています。そのためには、売って終わりではなく、工房や職人にもきちんと資本が還元される仕組みが必要です。産業全体が長く続くサプライチェーンをつくり、日本文化を次の世代へ残していくことが、私たちの大きなビジョンです。
(取材者:大神田のコメント)日本の伝統工芸品である”だるま”を、現代の感性で再編集しようとする挑戦に強く惹かれました!単なる商品販売ではなく、職人や産地への還元まで見据え、岩井様の本気度と文化を未来へ残す覚悟がインタビューを通して伝わってきました!

- 企業名
- 株式会社ユトリア
- 代表者
- 岩井 陽祐
- 所在地
- 東京都中野区中野5-67-7
- 設立
- 2025年7月
- 事業内容
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- ・”だるま”を中心とした伝統工芸品等の企画・販売
- ・達磨ブランド「YOHΛKU TOKYO」の商品企画・制作・運営 直販(EC+ポップアップ+国内外法人卸)による販売
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