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INTERVIEW

NPO法人日本サービスマナー協会 / 澤野 弘

四大都市を結ぶマナーの拠点

KEIEISYA PRIME

経歴

大学卒業後、トヨタ系ディーラーで自動車営業を経験。その後、語学・観光系専門学校へ転じ、長年にわたり学生募集の責任者を務め、インターネット黎明期からWeb集客を実践した。退職後は株式会社ワイズプラスを設立し、教育機関向けのWebコンサルティングやエアラインスクールを展開。学生の声をきっかけに接客サービスマナー検定を立ち上げ、NPO法人日本サービスマナー協会を設立。現在は理事長として、企業研修、各種検定、マナー講師養成講座等を全国で推進している。

Q

御社の事業内容を教えてください。

私どもの協会は、企業や病院、自治体、各種団体を対象に、マナーに関する研修や資格認定を行っています。研修では、講師が実際に現場へ出向き、社員研修や接遇研修、電話応対研修など、それぞれの組織が抱える課題に合わせた内容を組み立てています。もう一つの柱が検定事業です。「接客サービスマナー検定」を全国14会場とオンラインで年4回実施しているほか、インターネット上で受験できる「敬語力検定」「四字熟語検定」「略語検定」も運営しています。

さらに、東京、名古屋、大阪、福岡の4都市にセミナールームを設け、ビジネスマナー研修やマナー講師養成講座、ファシリテーター認定講座、アサーティブコミュニケーター認定講座なども開催しています。単に形としてのマナーを教えるのではなく、人と人との関係を滑らかにするための実践的な学びを届けることが、私たちの役割だと考えています。

Q

接客サービスマナー検定を取得することで、仕事や就職活動にどのように生かせますか?

接客サービスマナー検定は、履歴書に書ける資格です。もともとは、航空業界を目指す学生から「語学以外に、何か取っておいた方がいい資格はありますか」と何度も聞かれたことがきっかけで作りました。当時は秘書検定を勧めていましたが、秘書を目指すわけではありませんから、「少し違うな」と感じていました。それなら、接客やサービスの仕事に必要な知識を学べる検定を作ろうと考えました。就職活動では、資格名を書くだけで採用が決まるわけではありません。

ただ、敬語や接客の基本、社会人としての常識を学んだことは、自分の意欲を示す材料になります。面接でも、取得理由を自分の言葉で説明できれば、仕事への姿勢が伝わるでしょう。就職後も、お客様への応対や職場でのコミュニケーションに生かせます。マナーは形だけではなく、人と人との関係を滑らかにする潤滑油です。その基礎を身につけることが、相手から信頼される第一歩になると考えています。

Q

短期間の講座でありながら、内容の質を保つためにどのような工夫をされていますか?

マナー講師養成講座を始めた当時、一般的だったのは、半年ほど通いながら80万から100万円近くかけて学ぶ形でした。ただ、後発の私たちが同じことをしても、受講者は集まらない。そこで、時間を短くする代わりに、余計な部分をすべて削ぎ落とし、本当に必要な内容だけを厳選して凝縮しました。まず、ビジネスマナーは1日5時間、2日間で合計10時間。さらに、テーブルマナーと冠婚葬祭をそれぞれ3時間にまとめ、全体を16時間で学べる構成にしました。

短くしたからといって、簡単な内容にしたわけではありません。限られた時間の中で、講師として実際に伝えるために必要な知識を、かなり濃く組み込んでいます。また、航空業界に多い四勤二休の方や、土日休みの会社員、遠方から来る方でも受講しやすい日程にしました。内容の質だけでなく、学び終えられる現実的な仕組みまで考えることが、私たちの工夫です。

Q

現時点での目標や将来のビジョンについて教えてください。

現時点での目標は、私たちがマナー以外の分野にも取り組んでいることを、もっと広く知ってもらうことです。日本サービスマナー協会ですから、ビジネスマナーや接遇研修のご相談は自然にいただけます。ただ、カスタマーハラスメント対策やファシリテーション、アサーティブコミュニケーションといった講座については、まだ十分に認知されていません。まずは、こうした内容も私どもで学べるということを、きちんと伝えていきたいです。

将来的には、マナーという枠だけに収まらず、ビジネスの総合商社のような存在になれたらと考えています。企業の方が社員教育や職場のコミュニケーション、組織づくりで困った時に、「日本サービスマナー協会の講座などを見れば、きっと役立つものがある」と思ってもらえる状態が理想です。人と人との関係を滑らかにするという根本は変えず、企業と働く方々に必要な学びを幅広くそろえていきたいと思っています。

(取材者:千葉のコメント)澤野様のお話からは、マナーを単なる作法としてではなく、人と人との関係を滑らかにする「潤滑油」として広めていきたいという強い想いが伝わってきました!四都市を拠点に、マナーの枠を越えて企業や働く人を支える今後の展開が楽しみです!

企業名
NPO法人日本サービスマナー協会
代表者
澤野 弘
所在地
東京都中央区銀座7-15-5 共同ビル4F
設立
2008年10月
事業内容
  • ・教育事業
  • ・マナー講座の運営
  • ・マナー関連の検定試験実施等
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