経歴
インターネット広告代理店の経営企画としてM&Aやスタートアップ投資などを推進。その後、M&A仲介会社の創業期に参画し、M&A業界の課題と向き合う。2026年、株式会社Innovation M&A Partners代表取締役社長に就任。現在はM&A仲介とプラットフォーム事業を通じ、成長戦略に基づく事業承継支援と健全なM&A市場づくりを推進している。実践派。
Q
御社の事業内容を教えてください。
私たち株式会社Innovation M&A Partnersは、M&Aの仲介と、M&Aプラットフォーム事業を展開しています。M&Aで一緒になった後に双方のビジネスがどう拡大していけるかを重視してお引き合わせしている点が特徴です。M&Aで一緒になった後に「思ったよりうまくいかなかった」とならないためにも、双方の成長戦略を伺い、将来像を丁寧にする合わせることを大切にしています。
また、「社長ダイレクトM&A」というプラットフォームを通じて、売りたい企業と買いたい企業が直接つながる仕組みも提供しています。さらに、イノベーショングループが持つITやBtoBマーケティングの知見に加え、CVCを活用したファイナンスや資産運用サービスを活かしながら、M&A前後にわたって支援できる体制を整えています。
Q
M&Aを進めるうえで、売り手側が誤解しやすいポイントは何ですか?

M&Aは相手があって初めて成立するものですので「全て希望通りの条件で譲渡できる」わけではないのが注意点と考えてます。
例えば財務状態が厳しい事業を「(オーナー希望価格の)10億円の価値があります!」と期待値を上げて仲介契約を取ることはできますが、実際のお相手が見つからなければ仲介会社に依頼する意味がありません。
だから私は、最初の段階で相場感やスケジュール、成約までの現実をできるだけ正直に伝えるようにしています。希望条件とマーケットにギャップがあるなら、会社の価値を伸ばしてから検討する選択肢もありますし、場合によってはオーナーご自身で直接口説きに行った方がいいケースもあります。M&Aだけが出口ではないからこそ、その人にとって一番納得できる進め方を一緒に考えることが大切だと思っています。
Q
買い手候補を探す際、どのような観点で相性を見極めていますか?
買い手候補を考える際はM&Aで一緒になった後の成長戦略が合致しているかを注視しています。たとえば、譲渡対象事業が良い商品を製造できるのに営業面が弱く、買手候補は製品ラインナップを増加して既存の顧客基盤にクロスセルしたい場合、双方の事業成長が期待できます。逆に売上はあるけれど利益が出ていない事業の場合、業務効率化や組織づくりが得意な会社と一緒になることで、人材リソースに余力を作ることができ、新たな成長を期待できます。
また、M&Aにおける譲渡先候補は候補数が重要です。少しでも多くの選択肢の中から、オーナーが選べる状態を作ることが譲渡を成功させる要因と考えているからです。一方で『数打てば当たる』ではなく、対象事業と買い手の双方が成長するための仮説をもってご紹介いたします。
Q
事業の出口を検討されている経営者の皆様へ。
M&Aは相手があって初めて成立します。どれほど素晴らしい事業であっても、その価値を評価してくれる相手と出会えなければ、M&Aは成立しません。そして、買手候補との対話には意外と時間がかかるケースも存在します。だからこそ、出口を考えるなら、最初の一歩として私たちへ気軽にご相談ください。今すぐ売却を決断する必要はありません。まずは「どんなパートナーがいると自社の成長が加速する可能性があるのか」一緒に考えさせてください。
私たちは、貴社の魅力を評価し、成長を加速させるパートナー候補を短期間で洗い出すことが可能です。希望条件とマーケットに差がある場合は、会社の価値を伸ばしてから譲渡に向けて動くという選択肢もあります。納得できる出口を一緒に考えるためにも、まずはご相談いただけると幸いです。
(取材者:大神田のコメント)M&Aを単なる会社売買ではなく、次の成長につなげる手段として捉えている姿勢が印象的でした!また、業界の現実を率直に語りながらも、売り手に正直であろうとする姿勢から、健全なM&A市場をつくりたいという強い信念が伝わってきました!

- 企業名
- 株式会社Innovation M&A Partners
- 代表者
- 荒木 尚二郎
- 所在地
- 東京都渋谷区渋谷3-10−13 Tokyu Reit 渋谷Rビル 3階
- 設立
- 2020年10月
- 事業内容
-
- ・M&A仲介
- ・M&Aプラットフォーム運営
-
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