経歴
関西出身。中小企業の社長秘書として経営者の側で実務を担った後、東京でIT企業に入社。障害者就労支援事業の立ち上げに携わり、全国規模の組織づくりや経営立て直しを経験。2020年、ハラスメント被害を機に独立し、人事コンサルタント・研修講師として活動を開始。2022年に株式会社Twinkleを設立。現在はハラスメント、メンタルヘルス、世代間ギャップをテーマに企業・行政向け研修や組織支援を行い、新たに社長プロデュース事業にも取り組む。
Q
御社の事業内容を教えてください。
弊社では、人事コンサルティングと企業研修を軸に、組織の「人」に関する課題を支援しています。研修では、中小企業を中心に、市役所などの行政機関や医療・介護・福祉業界に向けて、新入社員研修や階層別研修、ハラスメント研修、メンタルヘルス研修などを行っています。最近では、Z世代をはじめとした世代間ギャップをどう埋めるかというテーマのご相談も増えてきました。
私自身、ハラスメントを受けた経験と、知らず知らずのうちに加害者側になってしまった経験の両方があります。また、長年にわたり障害福祉の現場にも携わってきました。だからこそ、きれいごとだけではなく、双方の立場や実体験を踏まえて伝えられることが強みです。採用だけを見るのではなく、「なぜ人が定着しないのか」という根本原因まで掘り下げ、人が長く働きたいと思える組織づくりを支援しています。
Q
「折れない心」を大切にされている背景を教えてください。
私が今の仕事で大切にしているテーマの一つが、「折れない心をつくること」です。以前、全国規模で障害者の就労支援事業を立ち上げた際、休みなく働くような環境の中で、私自身が人に優しくできなくなり、気づかないうちにハラスメントをする側になっていました。スタッフが辞めていき、「原因は何だろう」と考えた時、全部自分だったと気づいたんです。
その後、障害福祉の現場で多くの方と関わりながら、メンタルの整え方を学び続けました。それでも自分がハラスメントを受ける側になった時は、本当に心が潰れる感覚を味わいました。だからこそ今は、被害者と加害者の両方の視点から、壊れてから立て直すのではなく、その前にどう自分を守り、折れない状態をつくるかを伝えています。自分の経験を隠すのではなく、失敗も含めて伝えるからこそ、届く言葉があると思っています。
Q
新たに始められた「社長プロデュース」とは、どのようなサービスなのでしょうか?

これまで多くの企業に入り、社長と社員の双方に話を聞いてきましたが、結局、組織は社長次第だと感じています。社員に研修をしても、制度を整えても、社長自身が変わらなければ会社はなかなか変わりません。そこで新たに始めたのが、社長を「アイドル化」する社長プロデュースです。
もちろん、見た目を格好良くするという意味ではありません。「この人と一緒に働きたい」「この社長を応援したい」と社員から思ってもらえる、いわば“推される存在”をつくることです。私はこれを会社の中での“推し活”だと考えています。社長が社員に「ありがとう」と感謝を伝え、信頼される存在になれば、採用や定着にもつながる。社員が自然と「この人のためなら頑張ろう」と思える組織をつくることが、このサービスの目的です。
Q
現時点での目標や将来のビジョンについて教えてください。
将来的に実現したいのは、「やり直しの村」をつくることです。私はこれまで、障害福祉や在宅診療の現場を通じて、心が折れてしまった方や、誰にも見送られず一人で亡くなる方を見てきました。シングルマザーとして一人で子育てする大変さも経験しています。だからこそ、人生を諦める前に、もう一度やり直せる場所をつくりたいんです。
医療・介護・福祉だけではなく、行政や農家とも連携し、食事、睡眠、運動まで含めて心身を整えられる環境を考えています。そして、元気になって村を出た後も、何かあれば帰ってこられる場所にしたい。人生は何歳からでもやり直せます。私自身、50歳になって人生をやり直せたと感じているからこそ、誰もが「これからが楽しみ」とワクワクできる場所を、本気で形にしていきたいです。
(担当者:玉置のコメント) ハラスメントの被害者と加害者、双方の経験を隠さず語る馬場様。その原体験から生まれた「折れない心」への想いと、社長を“推される存在”へ変える発想には、人と組織を本気で良くしたいという一貫した信念を感じました。

- 企業名
- 株式会社Twinkle
- 代表者
- 馬場 己喜
- 所在地
- 東京都中央区銀座7-13-20銀座THビル9階
- 設立
- 2022年3月
- 事業内容
-
- ・研修講師(医療・福祉・行政・企業)
- ・社外人事マネージャー
- ・障がい者雇用サポート
-
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