自分の価値観を言葉にし、自分の生き方の軸を育てていくための手帳を販売しています。手帳の巻頭には自己理解を深めるための内省ワークがあり、毎月の目標と振り返り、月間・週間ページという流れで、購入者自身が今どの方向に進みたいのかを計画しながら、行動とともに気持ちの変化を見直していけるようになっています。

また、手帳の使い方に迷われたり、買っても続かないという方が多いため、ガイドブックを用意し、正解のない手帳の世界で自分らしい使い方を見つけられるよう、多様な活用例やユーザー様の声も紹介しています。さらに月500名ほどのが集まるコミュニティを運営しており、日々のシェアやご意見から改善点をいただき、毎年少しずつアップデートを重ねております。

小規模だからこそ素早く改善を行うことができ、使う方が行動しやすくなる仕掛けを手帳とコミュニティの両面で整えています。

子どもを産んだ瞬間、育休後の復帰の仕方には仕事重視、育児重視、専業、独立など、いろんな選択肢があることに気づいて、どれを選べばいいのか分からなくなり、他人軸に振り回されて人生迷子だと思いました。

子どもが生まれた翌年、「今年の目標を書いて見せ合いっこしよう」と言われて、とある手帳に一生懸命書いたところ、人生が変わり始めて、手帳ってめっちゃいいなと感じたんです。育休中にママたちのオンラインコミュニティでその話をしたら、「もっと聞きたい」と集まってくださって、人と共有しながら続けることが広がっていきました。

最初は趣味の延長で起業のつもりはなく、約2年葛藤もしましたが、サービスの価格などマネタイズを見直して経済的な目処が立ったタイミングで、20年近く続けた会社員生活を辞め、独立しました。

私は自分軸手帳は、毎日がモヤモヤしている、自分の時間がない、何か変わりたいけどこのままじゃどうしていいかわからないという方におすすめです。どちらかというと他人軸に傾いて、他人と比べて落ち込んだり、考えてぐるぐるして行動できない、自分のことがわからない、言葉にできない方ですね。特に30〜40代で、母であり仕事も家のこともあって追われ、じっくり向き合う時間が取れない方が多いです。

だからこそ、自分の価値観を言葉にして指針にし、毎月の目標と振り返りを通して、向かいたい方向性を少しずつ明確にしてほしいと思っています。買ったけど続かないという方には、ガイドブックやコミュニティを通じて、いろんな使い方やサンプルもお伝えしています。手帳に正解はありませんし、漢方薬みたいにゆっくり効いてくるものなので、3ヶ月くらいかかると思って、まずは始めてみてほしいです。

いただくお声で一番多いのは、「生きやすくなった」というものです。周囲の期待に応えようとして無理をしていた方が、「全部に応えなくていいんだ」と気づけたり、自分の強みや弱みを認識できたことで、人に頼れるようになったという変化もよく伺います。手帳を書く過程で自己理解が深まると、「何でも自分が頑張らなきゃ」と思っていた方が、得意は活かし、苦手は補い合えばいいと前向きに捉えられるようになるんですね。

自己犠牲的だった方が、「自分を大事にしていいんだ」と思えるようになったり、その結果として「自分のことを好きになれた」という声も多いです。手帳に向き合う中で気持ちが整理され、日々のモヤモヤが軽くなったり、選択に迷いにくくなったというお声もあります。数ヶ月かけて向き合った時間が土台となって、変化が続いていくことを喜んでくださる方が本当に多いです。